授業科目 : 構造地質学
英文科目名 : Structural Geology
履修区分 : 自由/必修
開講期間 : 前期
曜日・時限 : 火2 (+夏期集中) 
授業形態 : 講義
対象年次 : 3
単位数 : 2
教員名 : 大塚 勉・(非)横田修一郎


【授業のねらい】
 構造地質学は、地質体に認められるいろいろな規模の構造を認識・分類し、その形成メカニズムを考える分野である。この講義では、地質構造についての体系的な知識を得ることを目的とする。
 地域的な地質の状況を知ろうとするとき、構造地質学に関する知識が不十分であると、眼前にある地質現象がせっかく指し示している意味を把握することもできなくなるであろう。この講義を通して、地質構造を理解する上で必要な体系だった知識を身につけてほしい。

【授業の概要】
 いろいろな規模の地質構造を記載学的に認識・分類し、その形成要因を理解する。次に、それらの構造地質学的現象を生じることが可能となった物理条件について踏み込んで考える。さらに、構造地質学が、防災・減災などの社会的な要請に役立っていることについて学ぶ。

【成績評価の方法】
 2回の試験による。基本的な構造地質学の分類が理解できていればC、地質構造の地質学的成因が理解できていればB、地質構造を形成するための物理条件や、構造地質学の社会への貢献が正しく理解できていればAとする。

【履修上の注意】
 講義は、通常講義時間中に行う前半(大塚担当)と、集中講義として夏期休業中に行う後半(横田修一郎先生担当)からなる。それぞれに試験を課す。前半は6月に開講する。開講に関する掲示に注意すること。単位の認定のためには、2回の試験において合格する必要がある。半分だけの部分的な単位の認定は認めない。

【授業計画】
 講義は、通常講義時間中に行う前半と、集中講義として夏期休業中に行う後半からなる。前半は大塚が、後半は横田修一郎先生(島根大学)が担当する。
 前半は、地質構造を記載学的に認識・分類し、その形成要因を理解する。後半は、構造地質学的現象を生じることが可能となった物理条件について踏み込んで考えるとともに、社会的な要請に応えている構造地質学について学ぶ。

【質問,相談への対応】
 前半担当の大塚は随時対応する。
 後半担当の横田修一郎先生は、集中講義期間中に対応する。

【教科書】
朝倉書店 「構造地質学」 狩野謙一・村田 明著店

【参考書】