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ザクロザクロ科。イランからインドの小アジア地方原産の落葉小高木。葉が長枝には対生、短枝には束生する。その形は長細い楕円形で、濃い緑色の光沢がある。 植物生態学ゼミで観察してきた植物にはこのような葉のつき方をする植物は少なかったので面白い植物だと思った。赤く小さい花が可愛らしい。旭会館周辺で撮 影。 |
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ゼニアオイアオイ科。葉は互生、単葉、鋸歯、掌状に5~7裂する。ほぼ無毛である。江戸時代に渡来し、観賞用に植えられているほか、野生化しているものもある。 ゼニアオイと似た植物にタチアオイがあるが、ゼニアオイの草丈が60~90cmなのに対し、 タチアオイの草丈は2~3mにも及ぶ。 図鑑に比べこの種類は白色が多く入っているので園芸品種?全学教育機構周辺で撮影。 |
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イチョウイチョウ科。中国原産の落葉高木。東京都木である。葉は長枝でらせん状に互生、短枝では束生する。葉脈は平行脈になる。 雄株と雌株があり、雌株にしか銀杏はならない。 イチョウの葉のつき方を初めてよく観察したが、こんなにもびっしりついてるものなのか…。 光合成するのに不便そうである。 |
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レッドロビンバラ科。常緑小高木。樹高は3~6mになり、生け垣などに植栽される。葉は単葉、互生、縁には鋭く細かい鋸歯がある。新葉は紅色になる。 葉柄に鋸歯の先端の一部が残らないことがカナメモチとの判別の仕方である。 新葉の紅色が抜ける仕組みが不思議である。全学教育機構周辺で撮影。 |
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ユキヤナギバラ科。落葉低木。花は4月ごろに咲き、木全体が雪をかぶったように真っ白になる。葉は単葉、互生、鋸歯。葉柄がなく、枝から直接葉が生える。 写真に写った葉のようなものはがくへんで、5枚生えている。 また、花びらも5枚生えることから、五数性があると言われる。 観察した時にはもう花は散ってしまっていたが、種を観察することができた。 ちょうど真ん中辺りに写った星型のかわいい物体である。 |
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ネムノキマメ科。本州・四国・九州の広陵帯から山岳帯にかけて自生している。葉は二回偶数羽状複葉で、赤い丸で囲んだ部分を一枚の葉と数える。 ネムノキに似た植物にオジギソウがあるが、これは触ると葉を閉じる植物として有名である。 ちなみにネムノキは触っても葉を閉じない。 高校時代にオジギソウの研究をしたことがあるので少し思い入れのある種類の植物。 理学部棟付近で撮影。 |
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メタセコイアスギ科。別名アケボノスギともいう。中国の四川省原産。葉は羽状に対生し、花は2~3月に咲き、秋から冬にかけ落葉する。 落葉の時に葉だけでなく枝ごと落ちてしまうのが、似た植物のセコイアとの違いである。 ラクショウトも似ているが、こちらは葉が互生する。 メタセコイアの化石は新生代(約6500万年前)層に見られ、生きた化石ともいわれる。 樹高は25~30mにまで達し、写真の通り見上げるほどである。全学教育機構周辺で撮影。 |
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サツキ
ツツジ科。広陵帯から山地帯下部の川岸によく生える。 |
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イチゴバラ科の多年草。スーパーなどでよく見かけるイチゴはオランダイチゴと言われる品種である。葉は混生または互生で、卵型の鋸歯のある三出複葉である。 花弁は5~8枚。匍匐茎と呼ばれる茎をのばすことによって繁殖する。 私たちが普段食べている赤い部分は花托(かたく)といい、本当の実は小さいツブツブである。 生協前広場の花壇にたくさん植わっている。 |
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←ドウダ ン ツツジの花 ブルーベリーツツジ科。北アメリカ原産で、落葉低木樹の総称である。栽培品種の成木の樹高は1.5~3mになるが、野生種に近い品目は数十cmの低木である。 葉は全縁で対生(この品種は互生だった?)で、卵型から長卵型をしている。 春に白色の釣鐘状、先が小さく5裂した合弁かが咲く。バレリーナ状と言われる形。 下の写真は参考として撮影した、同種のドウダンツツジの花である。 よくブルーベリーに含まれるアントシアニンは目にいいと言われるが、 国の研究機関によると、視力回復効果は認められていないそうである。 7月~8月に実が熟して食べごろになる。水やりをしていた先生曰く自由に食べてもいいとのこと。 生協前広場で撮影。 |
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いかがでしたか?松本キャンパスにはこんなにたくさんの植物が生えていますよ。 普段は目の端に映るだけで意識しない植物たちも、足を止めてゆっくり観察してみるのもいいかもしれません。 樹木には名称の書いたラベルが貼ってあったりするので、見てみるのもいいかもしれませんね。 これで私のお気に入りの植物紹介を終わりにします\(^o^)/ |