Last Update: 19 July 2017

高橋研究室



 本研究室では,広い意味での「森林の更新動態」を中心とした植物生態学の研究を行っています.木本種は草本種に比べ,成長率が低く,寿命も非常 に長いた め,森林は目に見えるような速度では変化はしません.しかし,一見いつ見ても同じに見える森林の中では,種子の発芽,成長,種子生産,死亡がお こってお り,そのような生活史の各過程をとおして,森林が動的に維持されているのです.森林の更新動態や種多様性維持機構を解明するためには,生活史の各 過程から 理解する必要があります.

 本研究室では低地帯から高山帯まで,さまざまな森林を調査対象にしています.この中でも亜高山帯林や高山帯林は厳しい自然環境に成立して おり,こ のよう な生態系では森林の更新動態は生物だけの要因で決まるわけではなく,温度,日射などの物理環境の影響を強く受けます.例えば森林限界付近は低 い気温が植物 にとっての生育期間の長さに影響し,それが植物の成長や繁殖などに影響します.つまり,厳しい環境に成立している森林の更新動態は生物だけの 閉じた世界で はなく,物理環境がどのように植物の更新過程に影響しているかを解き明かしていく必要があります.

私の研究室では,森林生態系を中心とした植物生態学の研究を行っています.現在,おもに取り組んでいるテーマは以下のとおりです.

(1) 樹形の構造と機能に関する研究
(2) 標高傾度にそった森林の更新動態
(3) 森林限界の形成メカニズム
(4) 気象条件が樹木の成長に及ぼす影響
(5) 植生移行帯における森林の更新動態
(6) カナダの分布北限の落葉広葉樹林の更新動態
(7) 外来植物の生態系への影響

信州は森林生態を研究する場としては,本州の中ではかなり恵まれている環境です.
他大学からの大学院生も広く募集していますので,興味のある方はご連絡ください.


メンバー (1 April 2017)

高橋 耕一(教授)
大堂 太朗 (M2)
大嶋 克海 (B4)
鈴木 里奈 (B4)
武田 宗一郎 (B4)



セミナー情報 (30 November 2016)

毎週木曜13:00から.

詳細はこちら



研究内容 (May 21, 2007)



研究業績 (19 July 2017)



卒 業 生 (20 April 2017)




植物の写真集 (July 23, 2007)


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koichit*@*shinshu-u.ac.jp
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