昆虫の系統と比較発生学
昆虫類の生物地理学
その他

 昆虫類の系統(特に高次系統)の議論や系統進化と共に昆虫類の体制がどのように変遷してきたのかを紐解いてゆく上で、比較発生学的なアプローチはとても有効です。
 最も原始的な有翅昆虫類である
カゲロウ類 における研究からは、有翅昆虫類の高次系統の議論や、翅の起源に関する課題に取り組んでいます。
 2002年に発見されたばかりの
新・昆虫「カカトアルキ」目 に関しても取り組んでいます。
 カゲロウ類のいくつかのグループを対象に、
分類学的研究 も行なっています。
 

 形態学や分子系統学的な手法を用いて、昆虫の生物地理学的な課題に取り組んでいます。河川に(特に、源流域にのみ特異的に)棲息し、移動・分散が難しい昆虫を対象としています。ガガンボカゲロウ類、オビカゲロウ、トワダカワゲラ類などを対象としています。

 生態学的な研究課題として「千曲川河川生態学術研究会」に参画し、河床撹乱が定生生物に及ぼす影響評価に取り組んでいます。
 また、絶滅が危惧される水生昆虫類の
生態・分布調査 にも取り組んでいます。

トップページへ