こんにちは、K.Asa with M.Fuji とフチめがねです。
先日開催された銀嶺祭にて、我々理科指導法演習班は液体窒素を利用した実験を行いました。
液体窒素の実験は8月に開催された自然のからくりのときにも行ったのですが、今回は観客の年齢層が上がることを想定して、少しレベルアップした内容を行いました。
新たに追加された実験のキーワードは、
「ダイヤモンドダスト」
「エタノールのガラス化」
といったような、少し大人の雰囲気漂う(?)テーマを扱いました。
予備実験でマシュマロを凍らせていたような不届きものもいたような気がしますが、きっと気のせいでしょう。
ダイヤモンドダストは普段スキー場などで見ることができますが、実は、環境さえ整えてしまえば室内でも観測することができるのです^^
実際の実験でも、キラキラとかがやくダイヤモンドダストをしっかり観測することができました。
エタノールに関しては、内容が難しいので観客に説明するのに苦労しました。
ちなみに、エタノールといえばお酒。
お酒を凍らせたら同じことが起こるのか!?とワクワクしながら実験を行ってみたところ、
見事に凍りつきました。えぇ、ガラス状にはなりませんでした。
やはり純度に関係するのではないかと思われます。
ついでに、エタノールがガラス化した状態のものに、火を近づけてみるとどうなるかという実験もしてみました(エタノールは可燃性がある)。
発案者たちは燃えるんじゃないかと予想したのですが、状態が液体に変化するだけで燃えることはありませんでした。
世の中そううまくいかないものです(・ω・`)
新たな実験内容はそんなところです。
肝心のお客さんはというと、、
意外と多かった(・∀・)!?
理系学部の学生からは少しハイな質問をされたり、また逆に自然のからくりと同様に子供たちは液体窒素に群がったり。。
相変わらずゴムボールを割る実験は観客の反応がすばらしかったです。
子供は硬直しますし(笑
そんなこんなであっという間に二日間が終わってしまいました。
まじめな話を少しすると、やはり、はじめてその実験を見る方々に原理を理解するための説明をすることや、うまく観客を引き寄せ、実験者と観察者の一体感を作りだすことなど、ただ実験するのではなく、Showをすることの難しさを再確認できたような気がします。
難しい言葉は避けなければいけないのに、言ってしまって子供にポカーンとされたり、親御さんたちの顔色を曇らせるようなこともあったような気がします。
何をしているのかがわからなければただのピエロになりかねないので、やはり話術、しっかりとしたストーリーを自分の中に作っておくことが大事だなと思いました。
これは学校教育ではもっと大きな課題になると思います。
今後、再度意識しなおそうと思えました。
さて、まぁまとめると、勉強にもなったし楽しかったしってとこです^^*
この経験を、これからの活動に活かしていこうと思います。
では。
(このページは理科指導法演習の一環として、化学科2年生が執筆しました。)