先輩の角替さんのHPにインスパイアされてつくったHPです(07/1/29).
自然学類地球科学の学部生ゼミ:通称403ゼミ
その昔,G棟403号には地質3年生と地球科学4年生の控室があり,そこでは毎週1回,学年を越えた学部生の学部生によるゼミが夜な夜な行われていた...
以下に当時の資料をもとに復元したゼミのプログラムを紹介します.
(なにせ手持ちのプリントとノートしかデータ源がなかったのでこれがやっとです)
実施日 | 発表者 | タイトル |
1989/2/13 | 鎌田祥仁(3年) | It is snowing!〜雪の結晶について |
1989/2/13 | 新谷昭仁(3年) | トピック:放射性同位体を用いた地質学的アプローチについて |
1988/10/31 | 田村百代(3年) | 岩塩ダイアピル |
1988/10/17 | ? | トピック:“惑星系の生成” |
1988/10/17 | 鎌田祥仁(3年) | プレートテクトニクスと石油鉱床 |
1988/10/3? | 新谷昭仁(3年) | 西南日本の回転と日本海の拡大について |
1988/10/3 | 西山友紀子(3年) | ライフライン防災について |
1988/9/26 | 新谷昭仁(3年) | チャートについて |
1988/9/26 | Shimazaki, T.(3年) | FUNCTION & FORM - its logical consideration - |
1988/9/19 | 羽鳥友彦(3年) | ガスハイドレイト(気体水和物結晶) |
1988/9/19 | 村越直美(3年) | 化石貝殻の生長線に記録された日朝不等の潮汐パターン |
1987/11/9 | 村越直美(2年) | 生長線の解読 |
1987/11/9 | 大石(3年) | ノアの洪水ーその真相はいかにー |
1987/10/31? | 山本(3年) | 電磁気学的アプローチによる地震予知 |
1987/10/19 | 西本昌司(3年) | トピック:誕生石アラカルト |
1987/10/19 | 西山友紀子(2年) | 南海トラフと付加体について |
1987/10/12 | 島崎(2年) | トピック:俚諺に見る気象予見〜安全なフィールドワークのために〜 |
1987/10/5 | 佐藤努(3年) | 地熱探査の話 |
1987/9/7? | 山崎祐介(2年) | トピック:「東北日本=北米プレート説」 |
1987/9/7? | 緒方さん(3年)? | 岩石学の基礎とカルクアルカリ系列 |
う〜ん,学部生ながらみんないろんなことに興味をもって勉強していたんですね,えらい!
学年関係なく入り乱れて切磋琢磨してたって感じ!
なかには「この人がこんなことを!?」というのもありますな.
コンパしてたら荒井先生に怒られたっけ・・・黒沢さんも睨みきいてましたねー
◎DATUM問題「403ゼミ」はいつ頃消滅したのでしょうか?だれか知ってる人教えてください
進級論文:いわゆる「進論」・・・地質学野外特別研究
1988年は3年生進級論文最後の年でした.進級論文とは,ある地域に2週間程度泊まり込みで調査に入り,その地域の地質を明らかにして(地質図を描く),地史をまとめる(地質構造発達史を論文にまとめる)実習のことです.進論では毎年担当になった先生(わたしたちのときは猪郷・久田・中野先生)の趣味で調査地域が決められるのが恒例で, この年,私たちの学年は「下仁田」地域.ご承知のとおり,付加体のどん中です.おかげで「地層は続かない」「図学は使えない」「沢という沢はとにかく歩き倒せ!」ということを学びました.この学年の進論参加者は地層不信になったのは言うまでもありません.
進論は7月の調査のあと,12月まで時間をかけて仕上げて提出したんですが,夜中まで論文内容や構成を議論したり,薄片磨りながらワープロ打ちながら何度日の出を拝んだことか・・・おじゃました研究室と薄片室のみなさん,いまさらながらたいへんお世話になりました.
進論を提出したあとのハンマー祭,鬼のようでしたねー.
なんせ提出日がお祭りの当日でしたから,進論作成班とハンマー祭準備班で仕事を分担して同時進行.やはり最後まで徹夜徹夜・・バタバタと撃沈していき,403にいた人数はどんどん減っていきましたね.