授業科目: 物質循環基礎実習I(必修)Basic Laboratory for Environmental Science I
開講期:   前
曜日・時限: 月金・3/4
学年:    2
単位:    2
教官名:   村越直美・島野光司・塚原弘昭・戸田任重・鈴木啓助・公文富士夫・朴虎東

1.授業のねらい:
 自然現象を論理的に理解するために生物,化学,地学などの分野の基礎的な手法を幅広く学習する.

2.授業の概要:
 物質循環に関する調査・研究を実際に進めるために必要な基礎的な手法を身につける.「野外でのものの見方」・「環境計測に必要な手法」・「データ解析」の基礎を身につける.自分たちの手で収集したデータや測定値をもとに,データ処理・解析・図表現,まとめと総合討論などを通して一連の調査・研究方法を実習する.大学周辺の身近な野外の自然環境や生物生態系を対象にして観察・調査の実習をおこなう.

3.成績評価の方法:
 各実習に参加した後に提出されたレポートによって評価する

4.履修上の注意:
・実習は2組に分けて行う.原則として学籍番号が偶数の学生はA組,奇数はB組.
・実験室の整理・整頓を心がける.
※野外に出る実習は,天候によってスケジュールが変わるので掲示に注意すること.

5.授業計画:
1. オリエンテーション:レポートの書き方・有効数字(新任教官)
2. データ解析:平均,標準偏差(塚原)
3. データ解析:相関(塚原)
4. データ解析:周期トレンド,回帰(塚原)
5. データ解析:図表の書き方・使い方(戸田)
6. データ解析:化学分析結果の検討法(鈴木)
7. 地図:歩測とクリノコンパスの使い方(公文)※
8. 地図:川の地形,上流・下流とは−セグメント分類(村越)
9. 堆積:川の地形と堆積物(村越)※
10. 堆積:水路実験:砕屑物の大きさ・形と移動速度(村越)
11. 生物量の測定:顕微鏡の使い方(朴)
12. 生物量の測定:植物プランクトン(朴)
13. 生物量の測定:植物プランクトン(朴)
14. 環境測定:光量,用存酸素(戸田)※
15. 生物量の測定:動物プランクトン(戸田)
※履修上の注意:野外にでる実習は天候によってスケジュールが変わるので掲示に注意すること

教科書・参考書:
 予測のはなし(塚原担当時間に使用する)大村平,日科技連
 新編湖沼調査法,西条八束,三田村緒佐武,講談社(1995)