三宅 康幸（MIYAKE Yasuyuki）
信州大学理学部地質科学科地球物質科学講座教授，理学博士，1950生
三宅教授へのE-mail：ymiyake♪shinshu-u.ac.jp（♪を@にしてください）
主要担当授業
学部：火山学／ 第四紀学／ コロキウム／ 野外巡検１／ 地学概論／ 地学実験
大学院：マグマ循環論
学歴・職歴
1974 京都大学理学部卒業
1983 京都大学大学院理学研究科修了
1987 島根大学助手
1988 島根大学助教授
1992 信州大学助教授
1997-現在 信州大学教授
研究分野
火山学・火山岩岩石学
研究テーマ
１．火山の生成する場所の地質滋養の条件の解明
２．マグマの発生においていかなる地下の岩石が溶融したのか，またできたマグマがいかにしてもたらされたかについての解析
３．活火山の活動がいつどのように起こるかについての基礎的研究
４．溶岩や火砕流の運動についての研究
５．火山災害を軽減するための具体的個々の火山に関する基礎的および実際的研究
所属学会
日本地質学会
日本火山学会
日本岩石鉱物鉱床学会
第四紀学会
地学団体研究会
論文・著書（2001〜）
2009年
三宅康幸・齋藤美由紀・竹下欣宏・及川輝樹・齋藤武士(2009)日光男体火山における約１万年前の火砕流堆積物の発見．火山，54，4，163-173
2008年
西来
邦章 ・及川 輝樹 ・太田 靖 ・松本 哲一 ・宇都 浩三 ・三宅
康幸(2008)長野県大門峠地域に分布する流紋岩質溶岩ドームのK-Ar年代 :
諏訪-八ヶ岳火山地域の流紋岩類の活動時期について．火山，54，2，61-71．
2007年
松本哲一・太田靖・星住英夫・高橋浩・西岡芳晴・三宅康幸・角田謙朗・清水正明（2007）日本列島における年代未詳岩石のK-Ar年代測定−地質図幅作成地域の火山岩・深成岩（平成17年度分）−．地質調査研究報告，58，1/2，33-43．
西来邦章・松本哲一・宇都浩三・高橋康・三宅康幸（2007）中部日本，八ヶ岳地域の火山活動期の再検討．地質学雑誌，113，5，193-211．
竹下欣宏・三宅康幸・酒井潤一（2007）中部日本，古期御岳火山起源の中期更新世テフラと松本盆地南縁部のテフラとの対比．第四紀研究，46，2，131-146．
2006年
牧野州明・津金達郎・曽根原崇文・三宅康幸 (2006) 浅間火山2004年9月の噴出物の石基ガラスの含水量測定．火山，51，3，151-159．
三宅康幸・池元壮彦･細井秀幸(2006) 御嶽地域における更新世のマグマ変遷 -中部地方の第四紀火山活動の時代区分に関連させて- 月刊地球，28，6，363-368．
津金達郎・牧野州明・三宅康幸・高橋 康 （2006） 浅間火山2004年噴火噴出物の鉱物粒径分布とマグマの結晶化過程．火山，51，1，49-61．
2005年
伊藤英之・脇山勘治・三宅康幸・林信太郎・古川治郎・井上昭二 (2005） 焼岳火山防災マップの作成とその公表後の住民意識調査の解析．火山，50，6，427-440．
三宅康幸・高橋康・津金達郎・牧野州明・角前寿一・西来邦章・福井喬士・信州大学浅間火山04年噴火調査グループ(2005）
浅間火山2004年9月噴火の本質噴出物について．火山，50，5，333-346．
竹下欣宏;・三宅,康幸・酒井潤一 （2005） 古期御岳火山起源の中期更新世テフラと房総半島上総層群中のテフラとの対比．地質学雑誌，111，7，417-433．
三宅康幸 （2005） 焼岳火山の火山防災マップ--予想される災害とマップの住民への普及について．月刊地球，27，5，363-367．
2004年
高橋康・三宅康幸（2004） 上信越地域烏帽子岳南西麓の溶岩類のK-Ar年代．火山，49，4，207-212．
2003年
公文富士夫・三宅康幸・赤羽貞幸・鈴木毅彦・堤 隆 （2003） 「日本アルプスの形成と自然環境の変遷」の趣旨．第四紀研究，42，3，125-126．
2002年
三宅康幸(2002) 自然との共生のための信州の自然災害・環境保全データベースの構築と公開−焼岳火山防災マップへの応用例−，環境科学年報，信州大学，24，1-4．
宇井忠英・中川光弘・稲葉千秋・吉本充宏・総合観測班地質グループ・林信太郎・池田保夫・鎌田浩毅・鎌田桂子・小林哲夫・小山真人・三宅康幸・長橋良隆・新井田清信・和田恵治
(2002) 有珠山2000年噴火の推移．火山，47，3，105-117．
2001年
Smith, J.V., Miyake, Y., Oikawa, T. (2001) Interpretation of porosity in dacite lava domes as ductile-brittle
failure textures. Journal of Volcanology and Geothermal Research, 112 (1-4), 25-35.
三宅康幸(2001) デイサイト溶岩の流動・固結過程の解明のための石基組織の研究，科学研究費補助金，基盤研究(c)研究成果報告書，No.11640447，35p．
三梨昴・山内靖喜・足立久男・今岡照喜・石賀裕明・大友幸子・菊池隆男・木村純一・小玉喜三郎・高須晃・立石雅昭・三宅康幸・山岸宏光・横田修一郎(2001) 新版 地質調査法 地学ハンドブックシリーズ13，vi，251p．