自然だいすき、実験だいすき、理屈だいすき! 集れ!

 

2004「青少年のための科学の祭典」松本大会 実行委員会

実行委員長 伊藤 建夫 (信州大学理学部長)

 

 

 このフレーズは、元々は今回の2004「青少年のための科学の祭典」松本大会の実施の主体となっている信州大学理学部の受験生への呼びかけです。ここでは、小学校、中学校、高校の生徒(少年少女たち)と先生方(青年?)、そして、父兄、市民のみなさんへのよびかけと歓迎の言葉です。

 もちろん、だいすきというわけではなくても、何でも見てやろう、やってやろう、というのでもいいのです。

 自然には、おどろくようなこと、なぞめいたこと、ふしぎなことがいっぱいあります。実際に、見たり、聞いたり、さわってみたりすると、なぞやふしぎなことがおこる理由が解り、なぞやふしぎではなくなるかも知れません。しかし、もっとおどろくようなことが出てきたり、なぞがいっそう深まるかも知れません。

 子供達は、自然だいすきで、好奇心のかたまりで、なぜだろう、どうなっているのだろうと思い、何でも試してみようとします。これが科学の心といえるものです。展示を出したり、説明したり、ブースで実験のやりかたや、ものの作り方を教えたりしている人もみんな、昔はそのような子供でした。そのような子供の科学の心を持ったまま大人になったような人達なのです。

 今年も、ものづくりコーナー、体験・チャレンジコーナー、物理・化学コーナー、いきもの・地球コーナー、展示コーナーなどの100近くのブースや展示が準備されています。父兄や市民の皆様も子供達の時代にかえって、子供達といっしょに、見たり、聞いたり、やってみたり、考えてみたりして、楽しいひとときをお過ごし下さい。

 今年も、長野県内の小学校・中学校・高等学校などの理科の先生、長野工科短期大学、信州大学各学部などの教員・学生、各種ボランティア団体、企業などのみなさまから展示、ブースの出展のご協力をいただきました。また、本大会の実現のために、多くの自治体、教育委員会、報道機関、企業、団体から、共催、後援、協賛をいただきました。これらのみなさま方に心からの感謝の意を表します。