弱変成作用の研究

付加体を構成している岩石は、海洋プレートの沈み込みに伴って到達した深度に応じて、いろいろな程度の変成作用を受けています。これまで「非変成」とされてきた付加体構成岩類についても、いろいろな手法を用いることで、軽微な変成作用を受けていることや、その程度にもいろいろあることがわかってきました。

付加体の弱変成作用を明らかにし、付加体の構造が形成された過程や、山地の上昇運動について考えます。

X線回折計による鉱物の鑑定と結晶度の測定結晶度の測定

イライトおよびグラファイトの結晶度の測定から,地質体がおかれた温度・圧力条件を求めます.

顕微分光光度計による輝炭反射率の測定

岩石に含まれる炭質物の反射率から,地質体がおかれた温度条件を明らかにします.

顕微赤外分光光度計