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齋藤 武士

SAITO Takeshi

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高畑遺跡

松本市村井町の高畑遺跡.松本市教育委員会によって2014-2016年に第六次発掘調査が行われ,157軒の竪穴式住居址を含む多数の遺構・遺物が出現した.ちょうど2014年度から研究室へ加わった邊見君(当時B4)が興味を持ち,結局彼の修士研究となった.考古地磁気を行う上ではまさにベストタイミングだった.邊見君らと傍のラーメン屋に通ったことを思い出す.

試料採取の様子

遺跡から焼土試料を採取している様子(左,邊見君,右,今井君).焼土は石膏でコーティングし,定方位で採取する.もとは川井先生や広岡先生(阪大グループ)らが編み出した方法(詳しくは中島・夏原,1981など).私は畠山さん(岡山理科大)から手ほどきを受けた.採取方法は畠山ほか(2016)に詳しい.

石膏でコーティング

一見するとお菓子を作っているみたい?これが結構大変.事前の準備もだし,現場での石膏の調整もだし.雨でも降ったら最悪.ちなみに左が齋藤,右が畠山さん.あの時はわざわざ松本まで来て頂き,小雨がぱらつく中の作業でした.

試料整形

実験室に試料を持ち帰ってからも大変.カッターで切断しては石膏でコーティングという作業を繰り返す.丁寧にやらないと壊れてしまうし.この辺のノウハウは北原君(当時岡山理科大)のマニュアルが大変参考になった.

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