授業科目 : 情報地質学
英文科目名 : Computor Geology
履修区分 : 自由/必修
開講期間 : 後期
曜日・時限 : 月4
授業形態 : 講義
対象年次 : 3
単位数 : 2
教員名 : 角野 由夫・牧野 州明


【授業のねらい】
 近年,地理情報システム(GIS)の普及はめざましいものがあり,地図のディジタルデータ化は盛んにおこなわれ,今後ますます普及拡大されてゆくものと考えられる。そして,高校・大学の教育現場では地理情報システムの重要性が認識されつつあるが,教科書だけの授業では,そのシステムを学生に理解させるのは難しいのが現状である。そのため,パソコンを利用することにより実際に地理情報システムを体験させる学習を行い,地形図や地質図をパソコン上で操作し,ビジュアルな表現で体験することにより地質学に関する深い理解を得ることを目的とする。

【授業の概要】
 授業の前半では,地球・惑星物理学の講義を引き続きおこなう。また,後半では,地理情報システム(GIS)の操作方法と応用についてパソコンを用いておこなう。地理情報システムを学ぶ上で重要な,測地座標系やベクトルデータの取り扱い方を最初に学び,地形・地質・地球物理などによるGISのデータの活用方法を学習する。少人数教育が実施可能なため,パソコン演習を徹底的に取り入れる。

【成績評価の方法】
 小テストおよび期末試験の総計点が,おおむね,8割以上をA,6割以上をB,4割以上をCとする。なお,出席状況が6割未満の場合,受講を取り消す。

【履修上の注意】
 復習をすること。

【授業計画】
(前半) 第1週−5週
1.地球の内部構造
2.太陽系の惑星の表層と内部構造

(後半) 第6週−14週
1.日本測地系と世界測地系
2.地理情報システムとは何か
3.ベクトルデータの取扱い方
4.データの更新と提供方法
5.地形・地質・地球物理などのデータの活用方法

【質問,相談への対応】
 対応できるときは,いつでも可。研究室は理学部C棟4階の405号室。
 メールアドレスは<ysumino@gipac.shinshu-u.ac.jp>です。

【教科書】
なし

【参考書】
「GISワークブック」 村井俊治著 日本測量協会(4300円)