本を書きました

UPDATE: 2007年5月1日

本の紹介

 どうも,島野です.  
「ベーシックマスター生態学」を紹介しましたので,ついでに,ちょっと前に書いた本も改めて紹介しておこうと思います.もちろん,分担執筆ですが.

2005年の本です.

「植物群落モニタリングのすすめ」 文一総合出版.
(すみません,出版社の本の紹介ページにうまくリンクを張れません.皆さん,ググッてください)

(財)日本自然保護協会編,大澤雅彦監修,です.この中の
「信州のブナ林」
というパートを書かせて頂きました.129-133ページです.

 信州って,山に囲まれて海こそ無いんですが,北の方は日本海型気候(多雪),南の方は太平洋型気候(寡雪)にそれぞれ支配されていて,信州には「日本海型ブナ林」「太平洋型ブナ林」の両方があるんですよ.こういう県はなかなかありません.

 で,ページ数は少ないんですが,それぞれのブナ林の特徴,雪がブナの更新(再生,ブナ林の維持)に役立っていることなどを,図や写真も入れて解説しています.
 全国の有名な先生方が日本全国各地の特徴的な,あるいは貴重な植物群落を取り上げていて,その現状や,保護対策などを述べられています.また,モニタリング,という観点から,調査方法について述べている所もありますので,そういった面でも役に立つと思います.

値段は4200円と,ちょっと高めなんですが...

 ちなみに,この本,どんなに売れても私に印税がガッポリ,ってことは無くて,売り上げは自然保護協会を通じて,自然保護のために使われることになっています.なので,チャリティーのつもりで,10冊とか,20冊とか,皆さんまとめて買って下さい(笑).

 印税の代わりに,原稿代,ということで郵便為替をもらいました.で,大事にとっておいて,いつかがんばった自分のご褒美に,と思っていたのですが,知らぬ間に受け取れる期限を過ぎてしまいました.

ただ働き...? いえ,有名な先生方と一緒に名前を連ねて,本を書かせて頂いただけで,過分な幸せです.

 とほほ.