やって来ました静岡大学. |
ポスター発表賞の発表と表彰です. |
で,夜は食事をすることになって... |
駅北側にある繁華街でクリスマスイルミネーションを見たりしました. |
クリスマス,私は何をするわけでもないですが,街がにぎやかなのはいいですね. |
なんですが,静岡大学のキャンパスでサザンカなんかも観察していま す.真面目か! |
フェニックス,というのはこの仲間の総称で,種としては,カナリーヤシですね.ですが,幹の途中にモコモコがついています(笑). |
タマシダはツルシダ科.暖温帯に生育します.よくこうやって他の植物にくっついていますが,別に寄生して栄養をもらったりしているわけではありません. 生育立地として利用している,ということですね. |
で,国道52号線を北上しますが,フロラ調査で身延山久遠寺によります.日蓮上人縁(ゆかり)のお寺.写真は山門です. |
まずは,シノブ.黄葉して,もう今年のシーズンは終わりという雰囲 気. |
こちらはヒメノキシノブです.ノキシノブに似ますが,ノキシノブは 葉の先端がとがるのに対し,こちらは先が丸まっています.これが特 徴. |
遠くにタチシノブがったんで,写真を取ったんですが,遠いので小さ い.で,トリミングしました.シャープさはないですが,一応雰囲気だけでも. |
オクマワラビだと教えられました.クマワラビは胞子をつ け手,その部分が枯れてなくなってしまいますが,オクマワラビは無くならない.じゃあ,胞子がない時はどうやって見分けるのかというと,クマワラビは裏が白いがオクマワラビはそれほどでもない,ということでした.な るほど,そんな見分け技が! |
ゲジゲジシダ.よく見ると左右の羽片がずれてつきま す.で,さらに羽軸に葉があって,翼になっています.わかりやすい. 日中シンクロ(ある程度明るいのにストロボを光らせる)をしていますので,ちょっとその分画像がダブってしまっています. |
これも遠くてトリミング.コバノヒノキシダです.写真の崖の手前に 川(谷)があって,これ以上近寄れなかったんです(涙 |
こちらは谷の手前側なので,寄って写真を取ることが出来ました.イワトラノオ. チャセンシダ科.ちょっとコバノヒノキシダに似ますね. |
オオバノイノモトソウ.これも暖温帯のシダ.松本では見 ませんね.イノモトソウ科です. |
シノブの落葉したものがあったので,ひろって撮影.フラッシュでピ カッと. |
前回までメシダの仲間のようなことを書いていたんですが,私の聞き間違い.佐藤先生にうかがって確認したら,ヒメワラビとのこと.大変失礼しました. |
「メ」は女,「ヒメ」は姫です.で,シダとかワラビとかよくある名前なので,勝手に勘違いして間違えてしまいました.こちらはヒメワラビの拡大. |
こちら,トラノオシダ.下に長く垂れる葉を虎の尻尾に例えていま す.チャセンシダ科チャセンシダ属.コバノヒノキシダに外見がちょこっと似ますが.コバノヒノキシダは暖温帯のものですね. |
葉の裏はこんな感じです,トラノオシダ. |
これは良い,立派なフモトシダですね.以前,三重の志摩地方でみた やつは,葉がまばらですが,こっちは立派.ソーラスはカップ状とのこと. |
オオイタチシダ.オシダ科.県の大塚先生の本「信州のシダ」によれ ば,似たヤマイタチシダに比べ葉身の先が急に細くなるとか. 両方共,葉のオモテ面が脈にそって裏側に引っ込む感じがありますね. |
これもよく見るとのことですが,普通すぎて特徴がない感じが.ミゾシダで す. |
ミゾシダ,羽軸に毛があるとのこと.これが特徴とか.でもそんなのいっぱいあるし. みると葉の先端の方は羽片が羽軸に対して交互に出ています.うーむ. |
よく見る普通種も写真に収めておきましょう.ゼンマイ.黄葉です な. |
こちらはビロードシダ.神戸で蛭間くんに教わったやつ.こっちはす ごく長い.手触りは確かにビロード状. |
久遠寺の本堂です.でかい.建物はここだけでなく,まだまだたくさんあります. |
切通し斜面を見ていきます.ハコネシダ.これはちっちゃい.ホウラ イシダに似ますが,ハコネシダは葉の先が2つに割れてその間にソーラスをつけますが,ホウライシダは葉の先全体に付けます.あ,この話,西伊豆や神戸の回 にも書いたな.ググったら自分のサイトが出てきて笑った. |
ミツデウラボシ.こんな風に,よく崖に着生しています.時間がたっ て成熟したものは葉が3つにわかれますが,写真のように分かれていないものでも胞子をつけて,成熟状態になります. |
アカハナワラビだそうな.フユノハナワラビに似ます よね.アカハナワラビは,フユノハナワラビに比べ鋸歯が細かいとか.なるほど.今度そうした視点で見てみます. ナツノハナワラビ位全然違うと分かりやすいんだが(笑). |
クジャクシダ.ちょっと貧弱化な.その上はコバノヒノキシダでしょ うね. |
これもフモトシダ.いいね.フモトシダを見るなら身延山久遠寺.そんな事言ったらおこられちゃうかな(笑). |
山はそろそろ冬支度ですね. |
オオイタチシダ,再び.ちょっと遠いですが,葉の表面の脈にそって 引っ込んだ感じが見て取れます. |
左下は先程も出たオオバノイノモトソウ. |
イヌワラビは,羽軸周辺が紫色になるのが特徴なんですが,こうやっ て枯れかけてしまうと,わかりづらいですね. ですが,佐藤先生のお墨付きをいただきましたので,安心.イヌワラビです. |
オクマワラビ.こっちは葉の裏が白くない. |
で,こちらがクマワラビという.葉の裏が白いといいますが,葉のオ モテ面もオクマワラビに比べるとちょっと白いですね. |
で,見てみましょう.クマワラビ葉の裏.確かに白っぽい.なるほどねーソーラスつ いてなくても分かるんだ. |
おまけにクマワラビの特徴を上げると,鱗片(羽軸に付 いている細かい鰹節みたいなヤツ)が明るいとか.写真に収めておきましょう. |
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