2013年は6月,軽井沢町にある町立の植物園を訪ねました. |
筑波とか,京都の植物園に比べると,そりゃ小規模ですが,私,ここ好きで,年に一回ぐらいは訪ねます. |
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根から紫色の染料と取りますが,花は白いです.他のムラサキ科の植物の多くは青とか紫色の花をしているのに(笑). |
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こちらは軽井沢名産と言っていいんでしょうか,ハナヒョウタンボク.野生では絶滅危惧かな. |
オオモミジ.イロハモミジやヤマモミジと比べると鋸歯が細かく,揃っています. |
オオモミジ,実も撮っておきましょう.翼があって風散布種子です.この翼で空を飛んで行くわけではありませんが,落ちるとき,くるくると回り,滞空時間 を稼ぎ,横風でっちょっと遠くへ. |
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ツルジュウニヒトエとか.そんなのがあるんですね.この日はマクロレンズ一本だけだったので,遠くのものは寄れませんでした.また今度,望遠ズームかな んかを持って行きましょう.次の目標が出来ました. |
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カッコソウというのがあるんだそうです.サクラソウ科.知らなかった.毛深い.調べると,サクラソウのような見事な花を咲かせますね.そりゃそうか (笑). |
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ヤブサンザシ.この手の仲間はみんな似ていますが,札が立っていたので間違いないと思います(笑). |
写真では分かりづらいですが,裏面の脈上には屈毛がびっしり. |
ヤブサンザシの実です. |
キハギ.互生,三出複葉,全縁.葉の先が尖りますね. |
一方こちらはフタバハギですね. |
で,こちらはミヤギノハギ.葉の先はとがるんですが,キハギに比べ更にスマートな印象.で,枝というか葉がたれます. |
葉の裏面.伏せた毛がびっしり. |
あ,これ,外来種ですが,ヨウシュコナスビとかコバンバコナスビと呼ばれているやつですね.花が咲いていました. |
ああ,いいですね.チョウジソウも咲いていました. |
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イワヨモギね.以前佐渡に外来のものと考えられるイワヨモギの侵入を報告しましたが,これです. |
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ルイヨウボタンです. |
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托葉,こんな感じです.ですが,季節が進むとこれが落ちたりしてしまって,同定に迷ったり. |
エゾヤナギを裏から見ます.葉も丸い托葉も裏が白いですね. |
ミズバショウの生える池にヤマカガシを発見,この写真じゃ見えないか(笑). |
ムサシアブミですね.カラスビシャクを超巨大化させた感じ. |
カテンソウですね.県内ではあまり見ませんね.山の木陰にあるとされますが,私は暖温帯のイメージ. |
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コウモリカズラ.おなじみになりつつありますが... |
今回は花が咲いていました,コウモリカズラ. |
花は咲いていませんが,シラネアオイですね. |
こちらはアカネ科,キヌタソウ. |
これは初見です.フナバラソウ.ガガイモ科とのこと.初見というか,存在すら知らなかった. |
フナバラソウ,葉は対生で,全体に軟毛があります. |
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イブキトラノオの葉はこちら. 基部は茎を抱きます. |
カザグルマが咲いていました.ツル植物で,葉は三出複葉です. |
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こちらも希少種,タデスミレ.葉形でに似ているというネーミング. |
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キビナワシロイチゴ.互生で三出複葉だったり,5枚の羽状複葉だったり.葉の先が尖ります. | こちらが花.キビナワシロイチゴ. |
サンショウバラ. |
どの辺がサンショウかというと,葉の形.サンショウよりはずいぶん大きいですが,形は似ていなくもない. |
キンロバイですね.八ヶ岳の岩場なんかで見ます. |
と言った感じの軽井沢町植物園でした.最初に言ったように,面積はそれほど広くないのですが,密度が濃いので,結構楽しめます. みなさんもどうぞ. |