実はブナ林の研究を学部4年で始める前,シオジ林など渓畔林に興味があり,調査対象地を探したりしたことがありました.また,攪乱をきっかけに樹木が成長していくというギャップ更新が,もっともダイナミックに(地表の攪乱などをともなうため)行われるのが渓畔林といえましょう.研究はブナ林と進んでいきますが,その後,共同研究に恵まれ,いくつかの成果を出すお手伝いが出来たことは幸運です.こうした渓畔林にも,今後とも関わっていけると良いと考えています.
関連論文:久保ほか(1999,2000a,b,),Sakio et al.(2002)など