エノコログサと仲間達







エノコログサ Setaria viridis  
イネ科エノコログサ属
葉:単葉、互生。葉舌無し(毛のみ)
大きさ:40~70cm
通称“猫じゃらし”。英語名はFoxtail grass。
夏から秋にかけて見られるブラシや犬の尾に似た花序が特徴的。穂は直立する。
アレロパシー物質を分泌し、荒れ地などによく群生する。
食用可能。花言葉は「遊び、愛嬌、無関心」。






初夏の雑草の定番です。
「よく見るとちょっと違う!」といった変種や近似種も多く自生しています。以下はその一例。


ムラサキエノコロ forma purpurascens Maxim
変異種。名前の通り穂に紫色がかかる。穂は直立する。

キンエノコロ  S. glauca
近似種。金色のかかったやや細い穂を出す。穂は直立する。
茎や葉に毛がないのも特徴。

アキノエノコログサ S. faberi
近似種。穂がたれるのが特徴。
エノコログサに比べてやや毛が多い。


他にも、「五穀」のひとつでもあり雑穀としてお馴染みの“アワ(S. italica)”もこのエノコログサから作り出された植物なんだそうです。




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