ソラマメ属




カラスノエンドウ Vicia angustifolia  
マメ科ソラマメ属
葉:羽状複葉、互生。托葉有り。 大きさ:60〜150cm
つる植物。植物学的には“ヤハズエンドウ”が正しい名前。
3〜6月頃にエンドウマメの花に似た赤紫色の花をつける。托葉に黒っぽい点が見られることとツルの先端の巻きひげが三つ叉に分かれているのが特徴。
豆は熟すと真っ黒になる。
食用可能。



スズメノエンドウ Vicia hirsuta  
マメ科ソラマメ属
葉:羽状複葉、互生。
つる植物。カラスノエンドウと近縁だが、草丈はかなり低く小柄。
3〜6月頃に白〜薄紫色の花を4〜6個まとまって付ける。巻きひげの先端はカラスノエンドウ同様に三つ叉に分かれる。







つる植物であることの利点は「他の植物に寄りかかって上へと成長することで、茎を肥大させる為のエネルギーを消費することなく競争に勝てること」です。…確か。

上記二種は説明こそ似ていますが、実際に見ると大きさだけですぐに見分けがつきます。

少々紛らわしい植物に、「カラス」と「スズメ」の間だからその名も“カスマグサ Vicia tetrasperma”があります。
大きさはカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間くらいで、巻きひげが分かれていないのが特徴です。




貼ろうと思っていた画像を見たらヒゲが4本でした。
見た目はスズメのエンドウなのに…なんだろう、コレ。





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