サツキ?ツツジ?




サツキ Rhododendron indicum  
ツツジ科ツツジ属
葉:単葉、互生。全縁で毛が多い。
道路脇の植え込みによく用いられる植物。恐らく日本中で最も多い街路樹である。
他のツツジ類よりもやや遅く、旧暦の皐月頃に漏斗状で鮮やかな桃色の花を付ける。
常緑性の葉は小さくて固い。這うように成長する。






歩道沿いに必ず植えてあって、子供が蜜を吸うピンク色のあの植物です。
他のツツジの仲間と比べると少し毛色が変わっているらしく、常緑性のものを“サツキ”、
落葉性のものを“ツツジ”と呼んで明確に区別する考えもあります。
また、葉に生えている毛の色で判別する方法もあるそうです。サツキは茶色なんだそうな。


因みにツツジを漢字表記すると『躑躅』となりますが、これは毒性を持ったツツジの葉をうっかり食べてしまった羊の「もがき苦しみうずくまった様子」を表しているんだとか。
園芸品種は殆ど毒を持っていませんが、甘利山(山梨)や霧ヶ峰(長野)の群生地が有名な
レンゲツツジ(Rhododendron molle subsp. japonicum)に関しては蜜にまで毒があるので迂闊に吸うと中毒を起こします。注意。





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