ヨモギ
ハハコグサ ハルジオン Artemisia princeps キク科ヨモギ属 Gnaphalium affine キク科ハハコグサ属 Erigeron philadelphicus キク科ムカシヨモギ属 葉は互生単葉で切れ込み、裏は白い。風媒花 葉は互生単葉全縁で全体に生える綿毛のせい 葉は互生単葉鋸歯。ヒメジョオンとの差異は、 なので、花は下向きに咲く。頭花は全て管状花。 で白っぽく見える。春の七草のオギョウはこれの 葉が茎を抱く、つぼみが下にたれる、茎が中空 葉の裏の綿毛はもぐさ、若葉は蓬餅にと利用価 事である。近い仲間にチチコグサがある。 、開花時期がハルジオンの方が早い事などで 値の高い野草である。
ある。
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カントウタンポポ
セイヨウタンポポ ノアザミ Taraxacum platycarbum キク科タンポポ属 Taraxacum officinale Cirsium jabonicum 葉は根生で、ロゼットを作り冬を越す。ヨーロッ 葉は根生。セイヨウタンポポとの差異は花弁を 葉は互生羽状複葉で、深裂する。葉の縁 パ原産の帰化植物である。単為生殖のため、 取り巻く総苞にある。総苞がそり返るのがセイヨ に刺毛がある。花柱の途中にある集粉毛が 受粉せずに種ができるなど、繁殖力が旺盛。 ウタンポポ、そり返らないのが本種である。 花粉をトコロテン式に押し出す。 |
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キツネアザミ
ヘラオオバコ オオバコ Hemistepta lyrata キク科キツネアザミ属 Plantago lanceolata オオバコ科オオバコ属 Plantago asiatica オオバコ科オオバコ属 葉は互生羽状複葉で深裂する。ロゼットで冬 葉は根生で花茎が高く伸びる。ヨーロッパ原産 葉は根生でたまご型。漢方では、茎葉や種 を越す。頭花はすべて管状花で、総苞にこぶが の帰化植物で、白く見えるのは外に飛び出したお 子を咳止めに使う。人が多く通る道端や荒れ ある。 しべである。 地に生える。 |
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ヒルガオ
キュウリグサ オオイノフグリ Calystegia japonica ヒルガオ科ヒルガオ属 Trigonotis peduncularis ムラサキ科キュウリグサ属 Veronica persic ゴマノハグサ科クワガタソウ属 つるで互生単葉で切れ込む。コヒルガオとの 葉は互生単葉全縁。名の由来は、若い葉や茎を 葉は互生単葉鋸歯で下 部の葉は対生。ヨ 差異は、葉の基部がヒルガオは矢じり型なのに 揉むと、きゅうりの匂いがするためである。つぼみの ーロッパ原産の帰化植物。花冠は深く、4片 対し、コヒルガオは角ばっている。花柄にコヒル ころ茎の先端が丸まっていて、それがほどけるように に裂ける。 ガオは縮れがみられる。 花が咲いていくのは、ムラサキ科の特徴である。 |
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タチイヌノフグリ Veronica arvensis ゴマノハグサ科クワガタソウ属 葉は互生単葉鋸歯で、下部の葉は対生。 オオイヌノフグリと同様、ヨーロッパ原産の 帰化植物。葉は三角状で先がとがり、毛が 生えている。 |
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・被子植物離弁花類 |
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シロツメクサ
ムラサキツメクサ クサフジ Trifolium repens マメ科シャジクソウ属 Trifolium pratense マメ科シャジクソウ属 Vicia cracca マメ科ソラマメ属 葉は3出羽状複葉。ヨーロッパ原産の帰化植物。葉は互生単葉3出複葉。ツメクサよりも茎に つるで互生羽状複葉である。小葉は9〜13対ある。 オランダからガラス器を送るときのパッキング材と 毛が多く、受粉しても下を向くことはない。 柄はなく葉のもとには2つに裂けた托葉がある。花 して一緒に詰めたため「詰め草」の名がついた。 は蝶形花で果実には毛がない。 |
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カラスノエンドウ
カタバミ ノミノツヅリ Vicia angustifolia var.segetalis Oxalos corniculata カタバミ科カタバミ属 Arenaria serpyllifolia ナデシコ科ノミノツヅリ属 マメ科ソラマメ属 葉は根生で3出複葉全縁。花は日の出とともに咲 葉は対生単葉全縁。ノミノフスマとの差異は 毛 葉は互生偶数羽状複葉で全縁。葉の先端が3つ き、その日のうちに閉じてしまう。小葉も日没と共 が生えていること、ノミノフスマは花弁が2裂して に分かれ巻きひげとなる。カスマグサはつる1本 にすぼむ。 果実は熟すと種子を弾き飛ばす。 10枚に見えるが本種は5枚に見えること。 スズメノエンドウは3本だがサイズの違いにより、 判断できる。 |
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トウダイグサ
ドクダミ Euphorbia helioscopia トウダイグサ科トウダイグサ属 Houttuynia cordate ドクダミ科ドクダミ属 葉は互生単葉鋸歯で葉先が丸い。5葉1回輪生。湿った 葉は互生単葉全縁でハート形である。湿り気のある場所を好む。 土地を好む。茎から出る乳液は有毒である。 民間薬としてよく利用される。白い花弁にみえるのは総苞片である。 |
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スイバ
マメグンバイナズナ Rumex acetosa タデ科ギシギシ属 Lepidium virginicum アブラナ科マメグンバイナズナ属 葉は互生単葉全縁でハート形。上部の葉は茎を抱く。基 葉は互生単葉鋸歯。北アメリカ原産の帰化植物。主に秋に 部はふつう矢じり形。葉や茎にシュウ酸を含むことから口 発芽しロゼット状で越冬、春に花を咲かせる越冬草である。根 に入れると酸っぱい味がするのが名の由来。 生葉はふつう花期には枯れる。 |
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樹木 ・裸子植物 |
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モミ
ウラジロモミとシラビソ クロマツ Abies firma マツ科 こんもりとしていて、裏が白いのがウラジロモ Pinus thunbergii マツ科 若木の葉は先端が2裂してとがる。老齢化する ミ。スマートなのがシラビソ。シラビソは亜高山 葉は黒くて硬い。枝や樹皮は黒っぽい。幹の につれて、丸みをおびる。幹は直立して枝を水平 帯に生息している。 幹の樹皮は厚く大きくはがれる。常緑の針葉 樹 に張る。球果は秋に熟して翼のある種子を出す。 。 |
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イブキ<カイズカイブキ>
カイズカイブキの鱗状葉 コノテガシワ Juniperus chinensis ヒノキ科 ヒノキ科の普通葉は小型で鱗片状になるもの Thuja orientalis ヒノキ科 幹は直立して基部から立木を出し、若木は紡 が多く、これを鱗状葉と言う。 若木は整った円錐形。老木になるとこの樹形 睡形になり老木では円錐形の樹形になる。葉は は崩れやすい。葉は十字対生し表裏の区別 はな 十字対生し多くは鱗片状だが、先のとがった針 い。寒暖乾湿に非常に強く世界中各所で 栽培さ 形のものもある。カイズカイブキはイブキの代表 れている。 的なものである。 |
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・被子植物双子葉離弁花類 |
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ケヤキ
モミジバスズカケ シナノキ Zelkova serrata ニレ科 Platanus acerifolia スズカケノ木科 Tilia japonica シナノキ科 互生単葉鋸歯で托葉があり、葉脈が葉縁まで 幹は直立し大きく枝を出して広がり、半円状の 互生単葉鋸歯で葉の裏は灰白色だが葉脈の基 達する。葉を翼とする風散布種子である。成長が 樹形になる。成木の樹皮は大きくはがれ、跡が 部以外は毛がない。風散布種子で翼で風にのった 早く素直に枝分かれして伸びる。樹皮は滑らか 白い斑模様になる。スズカケノキほど深く切れ込 り水に浮かんだりする。 で小さな皮目が横に並ぶ。寿命は非常に長い。 ない。 |