信 州大学松本キャンパス内の植物


                                                                                                                                                                                              工学部物質工学科1年   井上 雅俊

信州大 学には様々な植物が存在しています。その中でも、このページでは信州大学 の松本キャンパス内の植物を樹木を中心に葉の特徴などに注目して紹介させて貰います。ここで紹介する植物は大学のキャンパス内に存在するもののほんの一部 です。つまり、信州大学の松本キャンパスはそれだけ自然豊かなキャンパスなのです。



 
ネムノキ
これはネムノキです。 ネムノキ科の落葉高木で名前は夜に葉が閉じる(就眠運動)ことから来たものと言われています。葉は2回偶数羽状複葉になっています。
ネムノキの花
これはネムノキの花 です。ネムノキの花は夏に咲く花で、薄紅色の細い繊維状の部分がおしべになります。
エノキ
これはエノキ、ニレ科エノキ属の 落葉高木樹です。葉の質は厚く、葉脈が先端まで伸びずに鋸歯を持つ葉の先端が丸みを帯びているのが特徴です。
コブシ
これはモクレン科モクレン属 の落葉広葉樹の高木でコブシと言う木です。握り拳の様なデコボコがある集合果の果実をつけることからこの名前がついています。
ソメイヨシノ
これはソメイヨシ ノの葉です。エドヒガン系のコマツオトメとオオシマザクラの交配で生まれた園芸品種で、観賞用のサクラの代表となっています。サクラはバラ科の植物で、花 弁が五枚になっています。
ヤマボウシ
これはヤマボウシ。ミ ズキ科ヤマボウシ属の落葉高木。葉は楕円か卵円形で4〜12センチ、全縁でやや波打っています。花は初夏に咲き、白い花びらに見える部分はがくで、本当の 花は淡黄色の小さい球状の部分になります。
クロマツ
これはクロマツです。北海道を除く日本や韓国の海岸線に多く見られるマツ属の一種である常緑針葉樹で、複維管束亜属つまりいわゆる二葉松に分類されていま す。
モミ
これはモミ、球果植物門マツ科モミ属の常緑高木、クリスマスツリーで有名です。葉の付き方などはトウヒ属と非常に似るが葉が細くて固い針状で先端は2つに 分かれている点で見分けることができます。
ウラジロモミ
これはウラジロモミの葉です。マツ科の常緑針葉樹で、葉の表面は濃緑色で裏側は白っぽく見えます。モミとよく似ていますがウラジロモミの若枝には毛がない こと、葉の先が2裂しないことなどで区別できます。
イチョウ
これはイチョウです。裸子植物の一種で裸子植物門イチョウ綱の中で唯一現存している種です。広葉樹に見られがちだが針葉樹で、原始的な平行脈を持ち二又分 枝しています。
カエデ
これはカエデです。カエデ科カエデ属の植物で、葉の形がカエルの手に似ていることから付けられたとされています。モミジとも言いますがこれは紅葉する植物 全般を指す事が多いようです。
カエデの種子と翼
これはカエデの種子です。丸い部分が種子で、その周りの翼のようなものが翼(よく)と呼ばれるもので、これによって風を受けて種子が遠くへ行く確率を上げ ています。このような種子を風散布種子といいます。
シナノキ
これはシナノキです。シナノキ科シナノキ属の落葉広葉樹で、葉は互生の左右非対称で鋸歯状の葉を持ちます。これは長野市の「市の木」に指定されています。
シナノキの種子と翼
これはシナノキの種子です。種子に付いている葉のようなものはカエデのときに紹介した翼で、風を受けて遠くに飛ぶためのものです。また、風散布種子は軽く できているので水にも浮きやすく、水散布種子という水に浮かんで遠くへ種子を運ぶ種類でもあります。
風散布種子
カエデの種子とシナノキの種子です。同じ風散布の種子ですが大きさは見て分かるように明らかな差があります。
ケヤキ
これはケヤキの葉です。ニレ科ケヤキ属の落葉高木で、葉の鋸歯は曲線的に葉先に向かう特徴のある形で、鋸歯の先端は尖っています。そして、葉は種子ととも に落ちて翼の代わりにもなります。
この様な植物が信州大学の松本キャンパス内には存在しています。松本キャンパス内の植物は信州特有の気候のために寒さに強いものが多く、高地に生息するよ うな植物もキャンパス内で見ることができました。他にも多くの植物が自生しているので、興味のある方は一度来て、自分の目で確かめることをお勧めします。


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