金曜日授業が終わった後、それまで降っていたいた雨が突然やんでとてもいい天気に。
  女鳥羽川周辺へ植物を観察しに行くことにしました。

  日にちが変わって6月15日。授業で風散布種子を観察しました。

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よもぎ
まずは、ヨモギを発見!!キク科ヨモギ属。  表面は緑色で、裏には綿毛が密生して灰色に見えます。
若葉は草餅にを作る時に使います。そう考えるとおいしそうに見えてきます・・・・
ノゲイヌムギ
つぎに、ノゲイヌムギがたくさん群生しているのを発見!!キク科スズメノチャヒキ属。
原産は南アメリカ。 
ヒメジョオン
女鳥羽川に到着して観察開始!!
最初に見つけたのはヒメジョオン。
キク科ムカシヨモギ属。
ハルジョオンに似ていますが前者は夏に花を咲かせ、後者は名前の通り春に花を咲かせます。

                             他に見分ける方法はハルジョオンは茎の中が
空洞で、葉が茎を抱き、つぼみは首をうなだれたように下を向くなどの3つがあります。
ヘラオオバコ
次に目に入ったのはヘラオオバコ。
長い雌しべがよく目立つ!!
オオバコ科オオバコ属。


葉の形がヘラの様なことからヘラオオバコと言う
名前がつけられました。
白つめ草
女鳥羽川で一番多く見られたのはシロツメグサ!! マメ科シャジクソウ族。
江戸時代にオランダからガラス器を輸入した時に、壊れないようにする為乾燥したシロツメグサを詰め物にしてあったことからこの名前がつけられました。 ちょっとおしゃれに感じるのは私だけでしょうか・・・!?
赤つめ草
シロツメグサに並んでよく見られたのはアカツメグサ!! 同じくマメ科シャジクソウ族。
全体に白い毛があるので、花が咲いていない時にでもシロツメグサと見分けることが出来ます。
紫がかったうすいピンクの丸い花が印象的です。
けやき
6月15日。まずはニレ科のケヤキ。
シュートと呼ばれ、何枚か葉がついた細い先端の枝ごと種子は風散布します。
シナの木
次にシナノキ科のシナノキ。
ウィングと呼ばれる風をうける羽がついています。
かえで
カエデと言えば紅葉ですが、ところでカエデの種子は見たことがありますか?
私はカエデの種子をしっかり見たのはこの日が初めてでした!!
                             2つの種子が1つにセットになっていて、それぞれに羽がついています。

カエデとシナノキの風散布種子を並べてみました。サイズが大分違うことに気がつきます。
授業で紙とクリップを使って風散布種子にみたてて風に舞うのを再現したのは大成功だったのですが、実際の風散布種子を落としてみると、これがなかなかうま くひらひらとは飛びません・・・・かなしかったです。
オランダ苺
どこかで見たことのある植物を発見!!白い花からイチゴだと推側・・・・・正解♪オランダイチゴでした。
一か所から三枚の葉が出る三出複葉なのが特徴です。


この長いつるの様なものは走出根(島野注:走出枝,といいます)。なんとここの部分が土に接触すると根としての働きをすることが出来ます!!
イチゴにこんな生存能力があるとは・・・!!
やまぼうし
最後にこのきれいな白い花♪・・・ではなくて
白いがくはヤマボウシ。 ミズキ科。
ハナミズキと似ていますが、ハナミズキのがくはもっと丸みがあるため見分けることが可能です。
やまぼうしの葉

また葉の特に裏に毛がはえていて、脈の根元には黒褐色の毛が集まっているのが特徴です!




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