身近な樹木

医学部保健学科 08M1159A 平久保 成美
旭キャンパスにある樹木を調べてみました。少しですが紹介します。

ウラジロモミ
マツ科モミ属
クリスマスツリーとしてよく用いられる常緑針葉樹。葉の表側は濃緑色だが裏側は白っぽい色をしている。このことからウラジロモミとされた。日本原産であ る。モミとよく似ているが、モミは葉の先が二つに割れ鋭く針状になるが、ウラジロモミは先端がくぼむ程度である。

カヤ
イチイ科カヤ属
雌雄異株で成長は極めて遅いが寿命は長い常緑針葉樹である。葉は2〜3pで水平に2列、濃緑色で光沢があり革質で硬く、枝に螺旋状につく。花期は4〜5月 頃である。種子は食用であり、皮を腐らせむして食べる。果実は油となる。カヤの語源は蚊遣りに由来するという説がある。

サツキ
ツツジ科ツツジ属
盆栽などで親しまれているツツジ科の植物である。旧暦の5月に咲くことからその名がついた。生垣や道路の植え込みなど日本国内では最も多く用いられている 庭木だという統計もある。有名な生産地は栃木県鹿沼市などである。

ソメイヨシノ
バラ科サクラ属
コマツオトメとオオシマザクラの交配で生まれた園芸品種である。花弁は5枚で、葉が出る前に花が咲く。咲き始めは淡紅色だが、満開になると白色になる。日 本全域に分布し最もポピュラーな桜である。ヤマザクラやエドヒガンに比べ寿命が短い。

ナツメ
クロウメモドキ科ナツメ属
落葉高木で、果実は乾燥させ菓子の材料として食用にされる。中国北部原産で庭木や街路樹としても用いられている。花は淡緑色で小さい。熱帯から亜熱帯に分 布する。同属のうちでナツメが最も寒さに強い。

スギ
ヒノキ科スギ属
常緑高木で日本特産の針葉樹である。花粉の飛散によって花粉症の原因となる。葉の先は針状にとがり、樹皮は褐色で成長すると縦にさける。花は雌花と雄花が あり、2月から4月に開花する。屋久島から東北地方まで分布する。人工林として植栽される。

オオモミジ
カエデ科カエデ属
北海道中部以南から九州にまで分布する落葉小高木。庭園木としてよく植栽される。葉は5〜9つに掌状に分かれる。花は紅色で果実は2つでき、風で散布され る。イロハモミジとよく似ている。オオモミジの方が葉がやや大きく厚い。

マグワ
クワ科クワ属
中国原産の落葉高木で樹高は6〜15メートルである。樹皮は灰褐色で縦に筋が入り、雌雄別株である。葉は互生単葉鋸歯で、長さは8〜15pである。花期は 4月〜5月で、黄白色の花をつける。

クワ
クワ科クワ属
落葉高木で大きいものは15メートルに達する。樹皮は灰色を帯びる。葉は薄くつやのある黄緑色であらい鋸歯がある。雌雄異株だが同株のものがある。春に開 花する。果実は初夏に熟し、甘酸っぱく美味でありポリフェノールを多く含有する。蚕のえさとして重要な作物である。


アオギリ
アオギリ化アオギリ属
落葉高木で東南アジア原産である。樹皮は緑色を帯びている。葉は互生で長柄があり、大きくて薄い。花は7月頃に黄白色5弁の小花を咲かせる。果実は10月 に熟し、心皮の縁辺に小球状の種子をつける。庭木、街路樹であり、種子は昔、炒ってコーヒーの代用品にした。



ヤエザクラ
バラ科サクラ属
3〜4月に桜(ソメイヨシノ)が咲き終わった2週間ほどして葉をつけた状態で咲き始める。北海道では桜(エゾヤマザクラ)が散り始めるころヤエザクラが咲 く。庭木や街路樹として植えられる。















































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