植物生態学ゼミ
繊維学部 応用生物学系  神原健輔
私は約3ヶ月この植物生態学ゼミで信州大学、松本キャンパス内の植物について勉強してきました。
初めて出会ったもの、見た事はあったけど名前を知らなかったもの、名前は知っていたけど見た事はなかったものなどたくさんの植物を知る事ができました。
そこで今回講義で紹介された中で特に私が興味を持ったものを皆さんに紹介したいと思います。
これをきっかけに植物に今まであまり親しんでこなかった人にも植物の面白さを伝えられたら幸いです。
【信州大学、 松 本キャンパスの花】

この花はオオイヌノフグリです。花が咲くのは1月〜6月で、ヨーロッパ、アメリカ、日本で見られます。
茎は斜めに立ち上がり、高さは10〜30センチです。葉はギザギザの3角形で1〜3センチです。
路傍や野原で簡単に見つけることができるので皆さんもぜひ探してみてください。

この花に興味を持ったのは、何度も見た事があったのに名前も知らなかったからです。皆さんもこんな経験ありませんか?

この花はガガイモです。花が咲くのは8月〜9月で、中国、朝鮮、日本で見られます。
茎は長く伸びてつるになり、白い毛がはえます。葉は長い卵のような形で5〜10センチです。
茎を切ると白い乳液が出て、実は乾燥させると漢方になります。

この花に興味を持ったのは、ガガイモという面白い名前です。先生に説明していただく時にジャガイモに聞き間違えてずっとジャガイモだと思っていました。

この花はカタバミです。花が咲くのは5月〜9月で、世界の暖かい地域や日本で見られます。
茎は地面をはって、横に伸びていきます。葉は小さく茎の頂上で3つ集まってつきます。
葉は昼に開いて夜に閉じる習性があります。

この花に興味を持ったのは、クローバーと似ていて間違えてしまったからです。これはクローバーではありません。

この花はカラスノエンドウです。花が咲くのは4月〜6月で、ヨーロッパ、アメリカ、日本(本州、四国、九 州)、アジアで見られます。
茎は4角形でよく枝分かれし、高さは60〜120センチです。葉は小さく12〜14枚の葉が鳥の羽のような形で生えています。
畑や野原で簡単に見つけることができるので皆さんもぜひ探してみてください。

非常に有名な親しみやすい花なのでとりあえず載せようと思いました。

この花はハルジオンです。花が咲くのは5月〜6月で、日本の関東地方で見られます。
茎はまっすぐに伸び高さは60センチ以下で、中が空洞になっています。花や蕾は淡い赤色や白色をしており、下に向かってついている事が多い。
道ばたや荒地等至る所で見る事ができます。

この花に興味を持ったのは、歌の名前で知っていましたが実際には見た事がなかったからです。見てみると結構身近かな花でした。

この花はヒメジョオンです。花が咲くのは6月〜10月で、日本各地で見られます。
茎は上へと伸びていき、高さは50〜100センチになります。葉はギザギザで長いだ円形をしています。
花は中心は黄色く周りは白色や薄い紫色をしています。

この花に興味を持ったのは、ハルジオンと非常に良く似ているからです。違いに注意しながら観察すると面白いですね。

この花はヒルガオです。花が咲くのは5月〜9月で、世界の暖かい地域や日本で見られます。
茎は地面をはって、横に伸びていきます。葉は小さく茎の頂上で3つ集まってつきます。
葉は昼に開いて夜に閉じる習性があります。

この花に興味を持ったのは、小学生のとき育てていてある程度は知っていたからです。だからこそもっともっと知りたくなりました。

この花はヘラオオバコです。花が咲くのは5月〜6月で、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカで見られます。
茎は太く上へとまっすぐ伸びていき頂上に行くほど細くなります。高さは10〜20センチで、葉は針のように細長く先は尖っています。
花は卵のような形で白く、周りに穂があり穂は小さな花が集まってできています。

この花に興味を持ったのは、家の近所にいっぱい咲いているなじみのある花だからです。皆さんも一度は見た事がありませんか。

この花はホトケノザです。花が咲くのは4月〜5月で、日本、朝鮮、中国、北アメリカで見られます。
茎は細く薄い毛を持ち、根の部分で枝分かれします。高さは10〜30センチで、葉はラッパのように茎を覆う感じでつきます。
花は赤紫色で筒型をしていて、16〜20ミリと小さい。

この花に興味を持ったのは、名前がとても面白いと思ったからです。この葉の様子を仏の座る台に見立てる先人の発想に豊かさを感じました。。
以上で紹介を終わります。今回は出来るだけ身近な植物を専門用語なしに簡単に説明したつもりです。今回を きっかけに今後皆さんが植物にもっともっと興味をもって観察したり調べたりしていただけるようになったら幸いです。
参考文献 『日本の花』佐竹義輔編 (山と渓谷 社)







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