植物生態学ゼ ミ 〜本当に身近な植物(?) 北門から共通教育棟まで〜 農学部森林科学科 松尾翠志 |
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自分はキャンパスからみて、北の方角にある岡田松岡に住んでいます。 朝、自転車で北門からキャンパスに
入っています。 いつもなんともなく通っている北門から共通教育棟までに植えられている樹木を調べてみたいと思います。 ↑大学北門 |
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○ケヤキ バ ラ科ニレ科ケヤキ属ケヤキ (学名 Zelkova serrata) |
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農学部のキャンパスがある伊那市の「市の木」に指定されている。 また、古来から建築用材に使われ、多く
の自治体が「県の木」「市の木」として指定している。 街路樹や庭園の木として植えられて、高さ20〜25メートルの巨木になる。 松本キャンパスでは、北門から生協広場までの道に沿って、体育館側や生協前広 場に植えられている。 |
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葉の鋸歯は、歯先に向かって、曲線的に向かう形でケヤキの特徴である。 鋸歯の先端は鋭い。 残念なが
ら、はっきりとわかる写真は撮れませんでした。 |
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○アメリカニレ バ ラ科ニレ科ニレ属アメリカニレ |
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北アメリカ原産の落葉高木。 園樹や街路樹によく使われ、園芸品種に改良されたものもある。 キャンパス
では、あずみホール付近に植えられている。 |
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樹皮は固く、縦に割れています↓ |
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○メタセコイア スギ科メタセコイア属メタセコイア (学名 Metasequoia glyptostroboides) |
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「生きた化石」と呼ばれるスギ科の樹木。 和名はアケボノ(曙)スギ、イチイヒノキ。 1941年に植物
学者の三木茂博士によって命名された。当初、化石として発見されたため、絶滅種と考えられたが、中国四川省で同種が確認された。 キャンパス内では、共通
教育機構の掲示板の奥に植えられている。 後述するラクウショウと酷似している。 見分け方は葉のつき方で確認できる。 メタセコイアは対生である。 |
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一見、同じように見える樹木だが、違う種の植物である。 左がメタセコイア 右がラクウショウである |
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○ラクウショウ スギ科ヌマスギ属ラクウショウ (学名 Taxodium distichum) |
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別名、ヌマスギ 漢字で書くと「落羽松」と書く。 前述のメタセコイアと酷似している。 こちらの葉のつ
き方は、交互に葉が生える、互生です。 |
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○ドイツトウヒ マツ科トウヒ属ドイツトウヒ (学名 Picea abies) |
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別名はオウシュウトウヒ。 名前のとおり、ヨーロッパ原産である。 木材として、ピアノの響板やヴァイオ
リンの表板に使われるなど、楽器用として使われる。 ヨーロッパでは、この樹木が、「クリスマスツリー」として使われている。 因みに日本ではモミが「クリスマスツリー」としてよく扱われている。 |
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○ヒマラヤスギ マツ科ヒマラヤスギ属ヒマラヤス ギ (学名 Cedrus deodara) |
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名前にスギがついているが、スギとは近種ではなく、マツと近い種である。 世界三大造園木の一つである。
他の樹木はアロウカリア、コウヤマキです。 いずれもマツ目です。 北門から塀に沿って植えられています。 因みに、根が浅いため、台風などで、倒木しやすいみたいです。 |
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○ウラジロモミ マツ科モミ属ウラジオモミ (学名 Abies homolepis) |
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モミよりも、寒冷な地域を好む。 そのため、高度1000メートルから、モミと入れ替わる。 葉の裏は白
く、葉先はモミよりも鋭く二裂しない。 キャンパス内では、体育館の傍に植えられています。 |