キャンパス内とかいろいろなとこの植物


6/28にグループ発表のためにめぼしい植物をチェックするついでにキャンパス内を歩き回って撮りました。
ドクダミは自宅近くで撮りましたが。
携帯で撮ったので画質は保障しません……
もっといい画質のカメラほしいですね。



ヒメオドリコソウ (Lamium purpureum) :シソ科 オドリコソウ属
シソ科の特徴である網目状の葉脈を持つ。日当たりのよい場所では上のほうの葉っぱが紫っぽくなる。葉は対生で、縦横交互に生えている。このゼミで一番初めに覚えた草、踊り子草とはよく言ったものだと感心した。

ヘラオオバコ (Plantago lanceolata):オオバコ科 オオバコ属
葉はロゼッタになる。30〜50cmほどの茎の先にたくさんの花をつけ、下から順に咲いていく。おしべが白い輪っかのようになる。よく花火セットに入ってる棒状の花火を連想した。

ヒメジョオン (Stenactis annuus) : キク科ヒメジョオン属
ハルジオンにそっくり。中が空洞で葉が茎を抱かないのが特徴。花が上向きに咲くのがヒメジョオン、下向きに咲くものがあるのがハルジオンだが、はっきり言って花が2,3個しか咲いてなかったら花では判別できない。葉っぱを見るかつまんでみたほうが早い。

カラスノエンドウ (Vicia angustifolia):マメ科 ソラマメ属
別名ヤハズエンドウ。托葉に黒っぽい花外蜜腺と呼ばれるものがあるのが特徴。近縁種であるスズメノエンドウやカスマグサにはない。小学校の時に「身近な植物」として習った記憶がある。

アツバキミガヨラン (Yucca gloriosa) :リュウゼツラン科 キミガヨラン属
資料によってはユッカ属となっている。北アメリカ南部の乾燥地帯が原産。どことなく南国的なイメージがする。葉が繊維状に裂ける。子供のころ葉を裂いて糸にしようと思ったが、すぐ切れるのでなかなかできなかった覚えがある。

ナズナ (Capsella bursa-pastoris) :アブラナ科 ナズナ属
ヒメオドリコソウと同じシソ科オドリコソウ属のホトケノザなどと同様、春の七草の一つ。実がハート形をしていて、三味線の撥に似ているので「ぺんぺん草」ともいわれる。七草粥というが子供のころから本当に食えるのかどうか疑問であった。昔は冬季の貴重な野菜として重宝されていたらしい。

ナガミヒナゲシ (Papaver dubium) :ケシ科 ケシ属
地中海沿岸から中欧原産の帰化植物。いかにも帰化植物っぽい。果実が長いヒナゲシで「ナガミ」ヒナゲシ。果実の中には種子がたくさん詰まっている。コンクリの隙間からうにょーんと生えているのをよく見かける。関係ないが、アンパンの上に乗っているのはゴマではなくヒナゲシの種らしい。

ヒルガオ (Calystegia japonica):ヒルガオ科 ヒルガオ属
朝開花し、昼になってもしぼまない。結実するのは稀で地下茎で増える。ちなみに朝顔はヒルガオ科サツマイモ属。受験生時代、無胚乳種子の代表例として覚えていたのですこし思い入れがある。

オッタチカタバミ (Oxalis stricta):カタバミ科 カタバミ属
おっ立っているカタバミ。オクラのような果実をつける。この実を触ると種が飛び散るらしいが試したことはない。葉の一部が何かに食べられたような形をしているので「片喰」とかく。タチカタバミという種もあるらしいが違いはよくわからない。

シロツメクサ (Trifolium repens) :マメ科 シャジクソウ属
主に三出複葉だが稀に四出複葉のものがある。写真は理学部棟の渡り廊下横にある畑で撮影したもの。突然変異でも起こったのかなぜか四つ葉がいっぱいある(右上)…。さらには五つ葉まで(左下)…マメ科植物なので根粒菌と共生していて、荒廃した土地でも育つので、地勢回復にも使われる。

マツバギク (Lampranthus spectabilis) :ツルナ科 マツバギク属
南アフリカ原産で、乾燥に強い多肉植物である。別名サボテンギクとも言われるが、サボテンもキクも別系統の種。夜の間は花を閉じておく。茎は水平に広がり、先端部が立ち上がる。古い部分は木質化する。

ドクダミ (Houttuynia cordata) :ドクダミ科 ドクダミ属
陰生植物の代表例。葉の縁や葉柄が赤みを帯びている。抗菌作用などがあり昔からさまざまな薬に使われている。ちびまるこちゃんの作者でありご本人のさくらももこさんはドクダミで水虫を治したと自身のエッセイで語っていた。

ビロウドモウズイカ (Verbascum thapsus):ゴマノハグサ科 モウズイカ属
びろうどのように毛がもふもふ生えているのが特徴 。モウズイカとは「髭の生えたもの」という意味。すごくでかくなる。全学教育機構の1番棟と2番棟の間の駐輪場にビロウドモウズイカに埋もれた放置自転車を見かけたことがある。別名庭煙草、マレイン。マレインとはラテン語で「柔らかい」という意味だそうだがマレイン酸とは関係があるのだろうか?

おそらく ノアザミ(Cirsium japonicum) :キク科 アザミ属
紫色の管状の花をたくさん咲かせウニみたいになる。葉は茎を抱き、どげとげがある。花の後はタンポポみたいに綿毛になり、風で種を飛ばす。テニスコートの横に咲いていて、外見がいかつかったので思わず撮ってしまった。




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