マメ科の植物 |
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その他の植物@ |
その他の植物A |
・ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)【ソラマメ属】 学名Vicia angustifolia 葉は卵状長楕円形 葉の長さ1〜2.5cm 托葉は中央に腺点あり 花は4〜6月に1〜3個づつ紅紫色の花をつけ る 年越草であり 種子を約8個つける 似たものにスズメノエンドウがあり スズメノエンドウは種子を2個しかつけない |
・シロツメクサ【シャジクソウ属】 学名Trifolium repens 多年草で全体的にほとんど無毛 茎は地上をはい、葉の長さは1〜22cm また5〜15cmの葉柄をもつ 白色の花を咲かす 日本には徳川時代にオランダの硝子の 荷造りの結草として入ってきた |
・ムラサキツメクサ(アカツメクサ)【シャジクソウ属】 学名Trifolium pratense 茎は直立または斜上して高さ30〜60cmになる まばらに分枝し開出する褐色の軟毛がある。 托葉は膜質で上部まで葉柄に合し 葉柄は2〜20cm 葉は楕円形で長さ2〜3.5cm うらに軟毛が散生 花は枝の頂に頭状に集まり、6〜9月ごろに咲く 色は紅紫色(まれに白色) 明治の初めに日本に入る。 |
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シロツメクサとの花の色の違いです。 上がシロツメクサ。下がムラサキツメクサになっています http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%84%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B5.jpg http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Rotklee_Trifolium_pratense.jpg 詳しい写真はwikipediaを御覧ください。 |
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・ニセアカシア(ハリエンジュ)【ハリエンジュ属】 学名Robinia pseudoacacia 落葉高木 茎は高さ15mに達する。 はじめ短毛を持つが後に無毛となる。 葉は互生、奇数羽状複葉、長さ1.2〜2.5cm 楕円形で先は少し凹み、微凸あり 針状の小托葉をもつ。托葉はしばしば刺状 花は5月に咲き、本年の枝の葉腋に総状花序をだし 花序には花がつかない また花から上質な蜂蜜がとれる また似た種にアカシアという花があり 最大の違いは花である アカシアはモミザの樹とよばれ、下の写真のように 黄色いモサモサした花を咲かせる。 |
・クズ【クズ属】 学名Pueraria lobata 多年草 根は長大で澱粉を蓄える。 葉は互生、散出複葉で 長く伸び、他物にまきつく粗毛あり また下面単圧毛があり白色を帯び、 頂小葉は時に3裂する。側小葉も時に2裂 花は7〜9月 紅紫色(まれに白、とき色) 秋の七草のひとつ 根よりくず粉をつくる 葛根湯=クズの根 |
・ヤブマメ【ヤブマメ属】 学名Amphicarpaea bracteata 1年生のつる草 クズをちいさくしたような草 茎は開出毛があり他物に巻きつく 葉は互生、散出複葉、全縁 葉形は広卵形、両面ともに圧毛あり 下面は淡色 葉の長さは3〜6cm 頂小葉は他よりやや大きい。 花は9〜10月で淡紫色 また地下に閉鎖花をつけ白色球形で1種子を含む果実をつける。 |
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↑ニセアカシア アカシアとニセアカシアの違いは花であり、ニセアカシアと比べ、 アカシアは黄色のもさもさした花を咲かせる↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Acacia_baileyana.jpg 詳しい写真はwikipediaを御覧ください |
葉はひし形、葉が重ならないように一本茎がある。 |
・シバ【シバ属】 学名Z. japonica Steud 日当たりのよい山野、路ばたにふつうな多年草 稈は長くはった地上走出枝の節から立ち、低く、高さ10〜(20)cm 茎は地上走出枝上または稈の基部にそう生し長さ5〜10cm 花は5〜6月 |
・ナギナタガヤ【ウシノケグサ属】 学名Vulpia myuros (L.) C. C. Gmel. 乾いた草地、近海地に生える。一年生または越年草。 稈は細くそう生し、高さ20〜45cm 葉は長さ5〜15cm 線状、強く内巻きする。円錐花序は線状披針形 長さ10〜20cm 上部傾き |
・イヌムギ【スズメノチャヒキ属】 学名B. catharticus Vahl 一年草または越年草。稈は太く、高さ70〜120cm 葉は広線形、長さ20〜30cm、毛を散生し、鞘は無毛または有毛 花は6〜7月 円錐花序は20〜25cm 散開、枝は長さ10〜15cm 左右から強く2つに折れ、竜骨は鋭く無毛 |
芝生で使われている草ですね。 |
ナギナタガヤの名の通り、形は薙刀状だが、これは穂が1方向に並んでつ
いてるだけであり、先を持って曲げてみると、穂がならんでついている様子が分かる。 |
似た種にカラス
ノチャヒキがあり イヌムギと異なり葉が無毛 |
・スズメノカタビラ【イチゴツナギ属】 学名Poa annua 到る所に生える、軟らかい一年草または越年草。 高さ2〜25cm 葉ややまばら 花は年中咲く。 花序は円錐形で散開し、長さ3〜7cm 小穂はやや密、長さ4mm位 |
・ヒゲナガスズメノチャヒキ【スズメノチャヒキ属】 学名B. rigidus Roth 一年生。稈は高さ40〜70cm 葉身および鞘に毛がある。花序は散開、多少点頭 長さは7〜15cm、枝は短く1〜3cm。小穂は長さ3〜4cm 5〜7小花あり。 |
・オニウシノケグサ【ウシノケグサ属】 学名Festuca arundinacea 多形な多年草 稈はややまばらにそう生し、基部は斜上 上部は直立し、高さ40〜90cm 新苗は一部外鞘的に分岐する。下部の鞘は暗褐紫色 葉は長さ10〜20cm 内巻きし、絲状 花序は直立して、やや密 |
左からのノゲイヌムギ、ウマノチャヒキ、ヒゲナガスズメノチャヒキ |
イネは似てるのが多く、区別が大変です。 |
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・ウマノチャヒキ【スズメノチャヒキ属】 学名B. tectorum L. 一年生。稈は細く高さ20〜50cm 葉身および葉鞘に毛がある。円錐花序はやや密 長さ5〜15cm、傾下性、小穂は短い毛あり、長さ1.2〜2cm |
・ムギクサ【オオムギ属】 学名Hordeum murinum 畑に生える越生草、稈はそう生し、高さ15〜50cm 葉は線形 草質で長さ5〜8cm 花は5〜7月 花穂は長楕円形4〜7cm 淡緑色 |
・エノコログサ【エノコログサ属】 学名Setaria viridis (L.) P.Beauv. 到る所に生える一年草。畑の後に特に多い。 稈は細く、膝曲して、分枝した基部から立ち上がり、高さ50〜80cm 節は太い。 葉は短い線形または長い披針形 長さ10〜20cm 質は薄く、基部は普通急に窄み、先は長く尖る。 花は8〜11月。花序は円柱形で直立し、先は多少点頭、長さ3〜6cm |
・ヒゲナガスズメノチャヒキの欄参照 他のイネ科に比べ、穂が細長い。 |
↑エノコログサ 変種がいくつかあり ムラサキエノコログサは花序の剛毛が紫色のもので キンノエノコログサは花序の剛毛が金色のもの アキノエノコログサは先が下にたれる |
・コオニタビラ【ヤブタビラコ属】 学名Lapsana apogonoides 田んぼに多い越年草 根出葉はロゼット状に広がり羽状に分裂 花茎は斜上で少数の葉あり 高さ10〜25m 3〜6月にまばらに数個の頭花をつける 春の七草のホトケノザ |
・オニタビラコ【オニタビラコ属】 学名Youngia japonica 一年草または越年草 コオニタビラコとは属が異なる 全体に細い軟毛、茎は直立 高さ20〜100cm 葉は羽状に深裂し多くは下部に集まる 茎にも少しはつくが上ほど小さい 花は北方では5〜10月 南方では年中咲く。 |
・セイヨウタンポポ【タンポポ属】 学名Taraxacum officinale ヨーロッパ原産 路傍や人家の近くに多いが、特に北海道に多い 単偽生殖。葉を食べる品種がある。 根を苦味健胃剤とした。 *単偽生殖とは…一般には有性生殖する生物で雌が単独で子を作ること |
ロゼットとは、ばらの花のことであり、葉がばらの花のように、放射状に
広がっている様子をいっている。 |
よく道端でみかけるタンポポですね。 |
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・ノゲシ【ノゲシ属】 学名Sonchus oleraceus 道端にふつうに咲く越年草で 茎は高さ50〜100cm 軟らかくて太く中空で稜がある。 葉は軟らかく、羽状に切れ込み不規則な歯状である。 ちぎれば葉や茎から白い汁が出る。 花は4〜7月ごろ その柄には時硬い腺毛をもつ。 茎、葉は食べられる。 |
・ハルジョオン(ハルジオン)【ムカシヨモギ属】 学名Erigeron philadelphicus 越年草 右のヒメジオンに非常によく似ている。 葉は茎を抱くように生え、茎は中空 ヒメジオンとの違いはヒメジオンは夏咲きに対し、 ハルジオンは名の通り春咲き またハルジオンの花は横や下を向くのに対して ヒメジオンの花は上しか向かない |
・ヒメジョオン(ヒメジオン)【ムカシヨモギ属】 学名Erigeron annuus 道端に多い北米原産の帰化植物で越年草 茎は高さ30〜100cmで粗毛あり 葉は膜質で両面に毛がある。 夏に花を咲かす。 花は白色、時にやや紫色をおびる。 |
右にハルジオンの写真があります。 |
写真上がハルジオン。下がヒメジオン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Harujion.jpg http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:W_himejoon1061.jpg ハルジオンはいくつか花が横や下を向いているが、 ヒメジオンはすべて上を向いている。 またハルジオンとヒメジオンは花の違いだけでなく、 茎の中の違いなどでもみわけることができる。 詳しい写真はwikipediaを御覧ください。 |
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・オオアレチノギク【イズハハコ属】 学名Conyza sumatrensis 道端や荒地に多い越年草。 茎は直立し、高さ100〜150cmで短毛を持つ 8〜10月ごろに円錐花序をつけ多数の頭花をつける |
・オニノゲシ【ノゲシ属】 学名Sonchus asper 原産ヨーロッパ 明治に日本に入る 越年草 先ほど紹介した‘ノゲシ’に比べ葉の質はより厚く 歯の先はより太い刺状で さわるといたい |
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↑オオアレチノギク 似た種にヒメムカシヨモギがある オオアレチノギク同様に毛を生やすが オオアレチノギクよりも長い毛を生やす。 またオオアレチノギクは花びらを出さないのに対し ヒメムカシヨモギは花びらを出す。 |
さわるといたいです。 |
・ヘクソカズラ【アカネ科,ヘクソカズラ属】 学名Paederia scandens 山野にふつうな多年生のつる草。茎は左巻きで長く伸びる。 葉は対生、単葉、全縁。長さは4〜10cm 多少毛がある。 葉の付け根に三角形の托葉あり。 花は8〜9月頃葉腋にしゅう繖花序を作って開き、約10mmになる。 先は5裂し、内面は紅紫色で毛が多い、果実は球形 名前の通り(屁糞蔓)全体に悪臭がある。 |
・ヒナタイノコズチ【ヒユ科,イノコズチ属】 学名Achyranthes bidentata var. tomentosa 道端にふつうな多年草。茎は分岐し高さ40〜90cm 4稜形で節はややふくらみ時にやや紅紫色を帯びる。 葉は対生、単葉、全縁で、やや厚くて光沢はなし、 葉身は長さ5〜12cm両面ともに有毛 花は8〜9月ごろで開花後は下を向き、花序の軸に圧着する。 |
・ガガイモ【ガガイモ科,ガガイモ属】 学名Metaplexis japonica 原野に生える多年草のつる草で、葉を切ると白い乳液が出る。 葉は対生、単葉、全縁で托葉なし2〜5cmの柄がある。 葉身は長卵状心形で下面は白緑色 長さ5〜10cm花は8月頃に葉腋に総状花序を作って開く。 |
悪臭という点ではドクダミも臭い。 |
似た種にヒカゲイノコズチがあり ヒナタイノコズチ同様に毛を生やすが、 ヒナタイノコズチよりも毛がすくない |
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・マメグンバイナズナ【アブラナ科,マメグンバイナズ属】 学名Lepidium virginicum 北アメリカ原産の越年草 茎は高さ20〜50cm、上部は分岐する。茎は倒披針形 葉は互生、単葉、鋸歯(上の方は全縁)。一線状長楕円形、長さ2〜5cm。 花は5〜6月 よくいわれるペンペン草のこと |
・オオマツヨイグサ【アカバナ科,マツヨイグサ属】 学名Oenothera stricta Ledeb 河原や道端に生える多年草。 根出葉は倒披針形でロゼットをつくり、茎葉は長楕円形 短い柄があり長さ6〜15cm まばらに毛がありふちには 凸起状の牙歯がある。茎は直立し高さ80〜150cm 粗毛が散生する。花は7〜9月の夕方に咲き、 翌朝にはしぼむ 茎の下にトゲのような毛が生えてる。 |
・カワラサイコ【バラ科,キジムシロ属】 学名Potentilla chinensis 日当たりのよい河原や海岸の砂地にふつうな多年草。 茎は斜上して、やや太く葉柄とともに長毛を密生し 高さ30〜70cm。 葉は互生、二回羽状複葉で15〜29の小葉があり、 さらに小葉間にさらに小裂片がある。 葉の下面は綿毛があって白色。 花は黄色で6〜8月ごろ 似た種にヒロハノカワラサイコがあり 小葉間に小裂片がない |
似た種にメマツヨイグサとアレチマツヨイグサがある メマツヨイグサは花びらと花びらが重なり アレチマツヨイグサは花びらに隙間がある |
・シナノキ【シナノキ科,シナノキ属】 学名Tilia japonica 山地によく生える落葉高木。若枝は最初、軟毛を持つが しだいに無毛 葉は互生、単葉で斜心円形、上面無毛。下面はときに やや白色を帯び無毛になる。鋸歯で先は急に尾状に鋭尖頭 7〜8月ごろに淡黄色の散房状の集散花序を作って下向きに開く 香りがあり多数のミツバチが集まる 風散布 |
・アンズ【バラ科,サクラ属】 学名Prunus armeniaca 落葉小高木、葉は互生、単葉、鋸歯で 葉身は広卵形または卵円形、先はとがる 耐寒性(寒さに強く、比較的涼しい地域を好む。) 花期4月ごろ 果実は6月ごろ |
・モチノキ【モチノキ科,モチノキ属】 学名Ilex integra 常緑高木、葉は互生、単葉、全縁 形は倒卵状楕円形、厚い革質で濃緑色 枝は円く無毛で4月頃に単性花を群生する。 雌雄異株であり 秋頃に1cmほどの赤色で球形の果実をつける 黄色の果実をつけるのはキミノモチノキ 楕円形の果実をつけるイヌモチという。 樹皮からとりもちを作り、小鳥の捕獲に用いられた |
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長野市の「市の樹」となっている |
果実はジャムやリキュールに用いられ また種子は薬や、杏仁豆腐の味付けに利用される |
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雌雄異株【シユウイシュ】…一つの株にはどちらかの花しかつけない |
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・ウダイカンバ【カバノキ科,カバノキ属】 学名B.maximowicziana 落葉高木、葉は互生、単葉、ふちに鋸歯あり、先はとがる、卵円形 長枝に互生する。短枝に2枚束生する。 葉の表面は濃緑色。裏は淡緑色 樹皮には横長の皮目あり 花序は雌雄ともに尾状に垂れている 花期5〜6月 果実は9月ごろ |
・モミ【マツ科,モミ属】 学名Abies firma 雪の少ない地方に生える。 樹皮は壮齢では灰色、老齢では暗灰色 若枝は淡黄緑色、短毛をもつ、次年度には灰色になる。 葉は枝にらせん状に密生する 葉は線形 花期は5月 雌雄同株 雄花は前年度の葉腋に単性し、円柱形で長さ1cm、黄緑色 葉の先が2つに分かれている。 似た種にウラジロモミがある。 モミと異なり葉の先が2つにわかれない。 |
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名前の
由来は 樹皮が雨のなかでもよく燃えるため、鵜飼いの松明に用いられたことから |
葉の先が2裂している様子。 |