植物生態学ゼミ2010
     工学部 情報工学科 菅原健太郎




ニワウルシ ニ ガキ科 ニワウルシ属
(庭漆、別名:シンジュ(神樹) 学名:Alisnthus altissima Swingle)
原産は中国北中部。
ウルシ科ではないのでかぶれる事もない。
樹高は10~25m。葉は奇数羽状複葉で互生。
小葉は21~31枚あり、側小葉は皮針状長楕円形。
花は6月。
中国では根皮や樹皮を解熱・止血駆虫などに用いる。
学内では東門への通路に生息していた。




アメリカオニアザミ キク科 アザミ属
(亜米利加鬼薊 学名:Cirsium vulgare)
ヨーロッパ原産であり、アメリカ原産ではない
葉は羽状に深裂する。

花は6月~9月にピンク色のものが咲く。
種子は綿毛で茶褐色。
二年草である。
学内では総合健康安全センター付近に生息していた。
棘があるので危険。





ドクダミ ド クダミ科 ドクダミ属
(蕺草、別名:ドクダメ(毒溜め)、ギョセイ ソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦) 学名:Houttuynia cordata)
民間薬としてよく利用され、十種の薬効があるということから十薬とも呼ばれる。
半日陰地に群生することが多い多年草。
高さは15~30cm。
葉は互生し、心形で先は短くとがっている。
花は6~7月。
学内では医学部棟付近に生息していた。
独特の臭いがある。




アカマツ マ ツ科 マツ属
(赤松、別名:メマツ(雌松) 学名:Pinus densiflora Siebold & Zucc)
常緑針葉樹。
樹皮が赤く見えるのでアカマツと呼ばれる。
樹高は30~40m。
葉は針形で、断面は半円形である。
花は4月~5月。
日本産の松の中で最も広く分布している。
学内ではグラウンドの横。
アカマツ林は、マツタケの生産林でもある。ア カマツとマツタケは相利共生の関係。




クロマツ マ ツ科 マツ属
(黒松、別名:雄松 学名:Pinus thunbergii Parl)
アカマツと よく似ている。
常緑針葉樹。
樹高は30~40m。
葉は針形で、断面は半円形。
花は4月~5月。
防潮林、防砂林として海岸に植えられることが多い。
学内ではグラウンドの横。
アカマツとの違いは、樹皮の色と鱗片の硬さ。
葉は当然触ると痛い




エノコログサ イ ネ科 エノコログサ属
(狗尾草、別名:ネコジャラシ 学名:Setaria viridis var minor)
高さ30~80cmの一年草。
花穂を犬の尻尾にみたててこの名がついた。
また、花穂で猫をじゃらすことからネコジャラシという別名がある。
英名はFoxtail grassといい、キツネの尻尾に見立てている。
日当たりのよい道端によく生えている。
学内でも様々に分布している。
穂が紫色に見えるものをムラサキエノコログサと いう。




~イネ科の特徴~
写真に見える白い膜は葉舌(ようぜつ)という。
また茎を抱いている部分を葉耳(よう じ)という。
葉耳は葉を支える役目を果たしている。
これらは種の同定に役立つことがある。




ビワ バ ラ科 ビワ属
(枇杷 学名: Eriobotrya japonica)
中国原産。
常緑小高木。樹高は5~10m。
葉の表面は濃緑色。
裏面は単褐緑色で、前面に毛が密生している。
花は11月~12月。
食用・薬用・果実酒・木材といったように幅広く利用されている。
学内ではグラウンド横。




~ビワの毛~

びっしりとビワの毛が生えている。
触り心地は人それぞれ。
ある人は気持ちいいと、ある人は気持ち悪いと。
個人的にはこの感じ好きです。