植物生態学ゼミ
理学部生物科学科 高橋早希子

このゼミにおいて様々な植物と出会ってきましたが,
その中から好きなものをいくつか紹介しようと思います。


ニセアカシア(Robinia pseudoacacia)                                                             
ニセアカシア
マメ科。
和名は“ハリエンジュ”。
葉は奇数羽状複葉で互生します。


5〜6月ごろに白い花を咲かせますが、
これを天ぷらにして食べることができます。


また、花をホワイトリカーにつけて作るアカシア酒は、
リラックス効果があると言われています。




ザクロ(Punica granatum)
ザクロ
ザクロ科。

葉は単葉で、長枝に対生し短枝に束生します。
実は秋に熟し、赤く硬い外皮が裂けて果肉の粒が無数に現れます。
果実は生で食べられるほか、ジュースの原料になったり、
外国では料理やデザートに使われるらしいです。


変種があり、一般的な実の赤いザクロの他に、
実の白いもの(水晶ザクロ)や黒いものもあります。





カリン(Chaenomeles sinensis
カリン
バラ科。

短葉で長枝に互生、短枝に束生します。
4〜5月にピンク又は白い花が咲きます。
バラ科なので花弁は5枚。


実は成熟すると黄色になります。
10〜11月ごろ収穫され砂糖漬けにしたり、果実酒やジャムに加工されます。


(写真の赤い○で囲んだ部分に実があります。)



モチノキ(Ilex integra
モチノキ
別名ホンモチ。

モチノキ科。
葉は単葉で互生します。

花は4月、晩秋に赤い実をつけます。

樹皮から鳥もちが作れますが、“もち”と言えども食用ではなく、
鳥や昆虫を捕まえるのに使われるそうです。






シロツメクサ(Trifolium repens)・ムラサキツメ クサ(Trifolium pratense
シロツメクサとムラサキツメクサ
どちらもマメ科です。
シロツメクサはクローバーとして知られています。

ムラサキツメクサ(右)はその名の通り紫色の花をつけ、
シロツメクサ(左)よりも葉が大きいです。

また、シロツメクサは茎が這うようになっているのに対し、
ムラサキツメクサは茎全体が立ち上がっています。

シロツメクサの茎はほぼ無毛であり、
ムラサキツメクサの茎には白い毛が生えています。

ムラサキツメクサの和名はアカツメクサ。