植物生態学ゼミ |
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農学部 森林科学科 北野晶子 |
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ドウダンツツジ (ツツジ科) 学名 Enkianthus perulatus (Miq.) Schneider 単葉互生 上部に細かい鋸歯 葉の表面 毛は葉脈上にある 裏面 淡緑色で光沢があり、毛は主脈の基部 落葉低木 合弁花 枝分かれする形が燈台に似ているところから次第に変化して ドウダンツツジになった また、満天星躑躅とも書き、白い花が咲きほころぶさまを満天の 星にみたてたそうだ |
ヤマツツジ (ツツジ科) 学名 Rhododendron obtusum (Lindl.) Planch. var. kaempferi (Planch.) 単葉互生 全縁 葉の裏面 灰緑色 葉の表にも裏にも毛が多い 毛の色は白や茶色 半落葉低木 合弁花 葉はサイズが大きい分、量が少なく、枝の先に輪生状に集まる |
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アメリカヤマボウシ (ミズキ科) 別名ハナミズキ 学名 Benthamidia florida(L.) Spach 単葉対生 全縁 葉の表面 毛は全面に散在 裏面 粉白色で、毛は葉脈上にある 落葉小高木 葉脚が左右不同のくさび形 花びらに見える白いものは、実はがく。これがピンク色のものは ベニバナハナミズキと呼ばれる |
ヤマボウシ (ミズキ科) 学名 Benthamidia japonica 単葉対生 全縁または波状の鋸歯 葉の裏面 緑白色で、脈液に黒褐色の毛が密集している また、表面も裏面も毛が散在している 落葉小高木または高木 アメリカヤマボウシと違ってがくがとんがっている 花期は6月〜7月の間 |
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サイカチ (マメ科) 学名 Gleditsia japonica Miq. 長子に2回偶数羽状複葉 互生 短子に1回偶数羽状複葉 束生 全縁 葉の表面 無毛か葉脈上に短毛 裏面 淡緑色で、無毛 落葉高木 無柄 とげが激しく、さわると痛いのでさわってみたら痛かった |
ハリエンジュ (マメ科) 別名ニセアカシア 学名 Robinia pseudoacacia L. 奇数羽状複葉 互生 全縁 葉の裏面 緑白色 葉の表にも裏にも葉脈上に少し毛がある 落葉高木 アカシアはちみつとして売られているはちみつは、大方この木で とれたものである 花期は5月〜6月の間で、白い花が咲く 葉・果実・樹皮には毒があり危険だが、花はてんぷらにすると美味 とげが激しく、さわると痛い 花言葉は「慕情」 さわると痛いのにね |
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右 シロツメクサ (マメ科) 学名 Trifolium repens 茎は地を這う 毛がない 葉柄が5〜15pと長い 花期は5月〜8月で白い花が咲く 左 ムラサキツメクサ (マメ科) 別名アカツメクサ 学名 Trifolium pratense 茎は立つ 毛が多い 葉にV字型の斑紋がある 花期は5月〜8月でピンク色の花が咲く シロツメクサと比べると大きい ちなみにコメツブツメクサというシロツメクサより小さい花も 存在する(学名 Trifolium dubium) 花期は5月〜7月で黄色い花が咲く |
ユリノキ (モクレン科) 学名 Liriodendron tulipifera L. 単葉互生 切れ込み 葉の表面 光沢があり無毛 裏面 灰白緑色 葉脈上に白い毛 落葉高木 花期は5月〜6月でチューリップによく似た花が咲く 花は枝の先端につき、必ず上を向いて咲く 葉柄が長い 良質なはちみつを得ることができる 本来セイヨウミツバチはこの花の蜜を集めることが苦手だったが 北米でセイヨウミツバチの改良が進められたため、今では 利用することができる |
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ヘラオオバコ (オオバコ科) 学名 Plantago lamceolata 葉の形が平たいためこの名が名づけられた 茎が強い 道ばたや荒れ地、牧草地に集団で咲く 信州大学松本キャンパス内に広く存在する |
カツラ (カツラ科) 学名 Cercidiphyllum japonicum 単葉対生またはやや互生 鋸歯 落葉高木 陽樹 雌雄異株 写真では確認しづらいが、赤い枝が去年育った分で、緑の枝が 今年育った分である 葉が落ちるときにいい香りがする この香りのよさからよく家具や鉛筆の木材として利用されている 葉がまるくてつるんとしている なぜかこの木の下はほかの木の下より涼しい |
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アツバキミガヨラン (リュウゼツラン科) 学名 Yucca gloriosa 常緑低木 花期は5月〜6月、または10月で白い花が咲く 去年の茎は木になってしまう むやみやたらにさわるとエチレンを放出し、その分育ちにくくなる |
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