北海道〜九州にかけて分布します。
ブナとともに冷温帯を代表する木です。 ブナよりも低海抜地に生育し、分布域は広いです。
葉は
コナラや
ナラガシワと似ています
が、ミズナラの葉は、葉柄がほとんどなく、さらに鋸歯が鋭く荒いということが見分けるポイントだそ
うです。ミ
ズナラといえば、
マ
イタケ だそうです。巨木の下に大量の
マイタケ が
発生するようです。
ブナ科
コナラ属 最後の一つは
カシワ
です。
カシワ、ブナ科コナラ属の落葉高木。 葉:単葉 互生 鋸歯
北海道hokkaidou〜九州なまで広く分布する木です。太い枝と丈夫な葉をつけ、強風にも強い
抵抗性を示します。カシワは、縄文時代の土器の底に敷きご飯などを蒸す時に利用されていたといわれ
ています。
今は、餅を包み、柏餅を作るのにも利用されています。
カシワだけではないが、この仲間は、冬に葉を落とさない傾向が高く、特にカシワは葉を落としにくいです。
su。
次は、同じ
ブナ科
ですが、
属
が違う、
クリ
です。 ブナ科クリ属の落葉の高木です。 葉:単葉 互生 鋸歯
北海道から、本州、四国、九州に分布します
クリもまた、里山に生育するする木の一つです。クリの葉もまた、多くのヤママユガ科の幼虫の食草になります。
先
ほど、クヌギのところで述べたとおり、
葉はクヌギと似ています。が、クリの実はいがぐりに包まれており、それも特徴的です。
葉の見分け方は、先ほどの通り鋸歯の先端部まで緑色になっているのが、クリです。葉のさわり心地
も、クヌギに比べて、柔らかいです。
ブナ科ではないのですが、
ク
スサン、テンサンと野蚕路線で来たので、
最後に シンジュサンに絡めて、
シンジュの木です。
ニガリ科、ニワウルシ属の落葉の高木です。 葉:奇数羽状複葉 互生 葉の下側に鋸歯
ニワウルシとも呼ばれ、中国が原産です。 公園や、川沿いに広く生育しています。
松本キャンパスないでも、よくに見かけますね。名にはウルシとついていますが、かぶれません。葉の基部には、鋸歯があり、
鋸歯の先端部にはふくらみがあります。イチョウなどと同じ、雌雄異株です。
名前の通り、シンジュサンと呼ばれる、ヤママユガ科の野蚕の食草の一つです。
翅の模様が他のヤママユガ科の成虫とは少し異なる、独特の模様をしています。ヨナクニサンに似てま
すね。
シンジュサンの成
虫の写真。
シ
ンジュサンの幼虫の写真。
ちなみに、クスサン
の成虫の写真↓
テンサンの写真↓
ク
スサンとテンサンは、似通った模様をしてますね。非常に興味深いです。
以上ですべて終了で
す。これからもこのような形で、
植
物と昆虫とをつなげながら、双方を学んでいきたいけた
らな、と思い
ます。
ありがとうございました。