植物生態学ゼミ
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農学部森林科学科 曾 健銘 11a2058c
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見の回りの植物を見ましょう。利用法も調べた。
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ニワウルシ
ニガキ科の落葉高木。別名、シンジュ(神樹)。和名に「ウルシ」がついているが、ウルシとは全くの別種。
原産は中国北中部。
樹高は10~20m。葉は大型の羽状複葉を互生する。雌雄異株で、夏に緑白色の小花を多数円錐状につけ る。果実は秋に熟し、披針形で中央に種子がある。
シンジュサンの食樹としても知られる。
利用: 生長が早く、庭木、街路樹、器具材などに用いられる。
中国では根皮や樹皮を樗白皮(ちょ はくひ)の名で解熱・止瀉・止血・駆虫などに用いる。
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杏子
バラ科の落葉中高木。カラモモともいう。果実を食用とするため古くから栽培されている。葉は互生し有柄で卵円形または広楕円(こうだえん)形、7~8センチメートルあり、小鋸歯(しょうきょし)がある。花は淡桃色ないしは桃色で、早春に開き、基本的には5弁花であるが、品種によっては重弁もある。雌しべは1本、雄しべは多数。果実はウメに似て球形で、3~4センチメートル、初夏に乳白色ないしは黄色に熟す。多くは離核で、核は堅く灰褐色。
利用:
アンズはβカロテンの含有量が非常に多いのが特徴だ。果物では赤肉メロンに次いで2位、干しアンズであれば赤肉メロンを大きく引き離してトップの含有量(5000mcg)になる。βカロテンは体内でビタミンAとして働き、老化防止(アンチエイジング)や視力の保持、強い抗酸化作用により脳卒中や心筋梗塞にも効果があるといわれている。同じく高血圧予防に役立つとされるカリウムも多く含む。
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レンギョウ
モクセイ科レンギョウ属の総称(それらから品種改良で作られた園芸品種をも含める)。別名、レンギョウウツギ(連翹空木)。古名は、いたちは
ぜ、いたちぐさ。中国名は黄寿丹。季語は春である。中国原産の落葉性低木広葉樹。雌雄異株。
利用:漢方医学では「連翹」と呼ばれ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、腫瘍・皮膚病などの鎮痛薬に用いる。成分にトリテルペン、モノテルペングリコシ ド、リグナンを含み、強い抗菌作用がある。
成 熟果実を一度蒸気を通したのち天日で乾燥し 用いる。日本薬局方においては、レンギョ
ウまたはシナレンギョウの果実を用いている。
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大紅葉
カエデ科の落葉中高木。イロハモミジに次いで日本の代表的なカエデで、園芸品種も多い。イロハモミジに比 べ葉がやや大きく、鋸歯(きょし)は一般に規則的な細かい単鋸歯。北海道、本州、四国、九州の主と して温帯山地に分布する。変種ヤマモミジは葉が7~9裂し、粗い重鋸歯をもつ。青森県から福井県までの日本海側山地に分布する。イロハモ ミジやオオモミジの野生のものを園芸品種に対比させ単にヤマモミジということが あるが、分類学上は正しくない。
利用:庭木、公園樹、建築・器具材
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ツルニチニチソウ
キョウチクトウ科の常緑蔓性植物。南ヨーロッパ、フランス、北アフリカ原産で、ツルギキョウともいう。匍匐(ほふく)性で1~3メートルになり、葉は対生する。3~6月、葉腋(ようえき)に美しい淡青色花を開く。地被植物と されるものが多く、いくつかの変種がある。一般には属名のビンカの名で知られる。フクリンツルニチニチソウは葉の縁(へ り)に白色の斑(ふ)が入る。ヒメツルニチニチソウは常緑性で強く、地被植物としてよく使われる。キフヒメツルニチニチソウは葉に黄白色の斑が入り、花色
は白色または紫赤色。繁殖は挿木による。
利
用:ツルニチニチソウはアルカロイドを含む為、有毒 であるが、ヨ-ロッパでは催吐薬として民間で使われ、抗癌剤
としての効果もうたわれている。 一方、ヒメツルニチニチソウ の成分には神経、精神症状を向上させる効果や、脳の血の浄化の効果があるとされ、ハ-ブテイ として用いられ、年配の人の痴呆症や物忘れに有効とされる。
又、両者共、常緑で冬に も枯れない為、不死の力や魔力を持っていると考えられ、古くからヨーロッパでは 「悪い物を寄せ付けず繁栄と幸福をもたらす花」 と言い伝えられている。
ツルニチニチソウは外来 種であるが、ツルニチニチソウと同じキョウチクトウ科の植物で同じ様にツルを延ばして木や崖を這い登る日本古来からの植物がある。 テイカカズラ(定家
蔓)である。
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コヒルガオ
ヒルガオ科ヒルガオ属、 多年生つる草。
日本各地の野原や道端、畑、造成地などに生える。白くて強い地下径をのばして増える。葉は細い三角状で、基部の両側がほこ形に張りだす。葉腋から2~5cmの花柄をだし、3~3.5cmの花をつける。卵形の苞葉が、萼の左右につく。花柄の上部に縮れたひれがでる特徴があるので、ヒルガオと区別できる。花期は5~8月。
葉の基部は横に張り出すが、花柄に翼がないものはコヒルガオとヒ
ルガオとの雑種のアイノコヒルガオとされる。
利用:品種改良されて園芸品種になっているもの がある。
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アヤメ
アヤメ科の多年草。根茎は横に伸び、硬く、褐色の繊維に覆われる。葉は長さ30~50センチメートル、幅5~10ミリメートル、2列に互生し、跨(こ)状に並び、細い中央脈がある。花茎は高さ30~60センチメートルで、分枝しない。花は放射相称、径約8センチメートル、花被片(かひへん)は6枚、外花被片は倒卵形で垂
れ下がり、基部は急に細くなって爪(つめ)部となる。
利用:鑑賞用。
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タンポポ(蒲公英)
キク科タンポポ属 (Taraxacum) の総称である。多年生。
多くはユーラシア大陸に自然分布する。なお、英語名のダンディライオン(dandelion)はフランス語で「ライオンの歯」を意味するダン=ド=リオン(dent-de-lion)に由来するが、これはギザギザした葉がライオンの牙を連想させることによる。
多くの種では黄色い花を咲かせ、綿毛(冠毛) のついた種子を作る。生命力の強い植物で、アスファルトの裂目から生えることもある。50セ ンチ以上もの長い根を持ち、最大で1メートル程度ま
で伸びる個体も珍しくない。成長点が地面近くに位置するロゼット型の生育型で、茎が非常に短く葉が水平に広がってい る。このため、表面の花や茎を刈っても容易に再び生え始める。撹乱の頻発する、他の植物が生きていけないような厳しい環境下で生えていることが多い。朝花が開き、夕方花 が閉じる。
利用:古典園芸植物の1つで、江戸時代幕末には園芸化され、数十の品種があった。あくを抜けば食用にもなる。
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