棚瀬 悠

タネツケバナ アブラナ科 
春に白い4枚の花を咲かせる。
葉は奇数羽状複葉で3~17個の長楕円形 。
葉が地面に放射状に広がった状態(ロゼット)で冬を越す。

ムラサキツメクサ マメ科
別名はアカツメクサ。
シロツメクサとの見分け方は色のほかにも茎が立ち、毛が多い点や
ムラサキツメクサのほうが大きいなどがある。
ヨーロッパ原産で日本には牧草として渡来した。

ミヤマオダマキ キンポウゲ科 
亜高山帯や高山帯の岩場、背丈の低い草原にみられる多年草。
1~5輪の独特な形の花を咲かせる。
写真のミヤマオダマキは園芸用に栽培されているもの。

アカイタヤ カエデ科 対生 単葉 切れ込み
イタヤカエデの変種であり、葉柄が赤いのが特徴。
落葉陰樹で葉柄の長さを変えてできるだけ多くの葉に光が当たるように
一斉開葉する。

カタバミ カタバミ科
庭や道端などの湿った場所でよくみられる。
茎は地をはって広がり、長い柄の先にはハート型の3枚の小葉
をつける。
直径約8ミリの派手な黄色の花をつける。

ナギナタガヤ イネ科
地中海原産の外来種。
白くて長い毛は芒(のぎ)という。
別名ネズミノシッポ、英名はRat's tailでハツカネズミの尾の意味。

ヤマボウシ ミズキ科 対生 単葉 全縁
裏面の脈腋に黒褐色の毛が集まっている。

ヤマボウシ
写真は花のように見えるがこれは実はがくである。
がくの先がとんがっているおりアメリカヤマボウシと見分けるときに目安になる。

アメリカヤマボウシ ミズキ科 対生 単葉 全縁
別名はハナミズキといい、本当の名前より別名のほうが知名度が高い。
ヤマボウシの裏面にみられるような毛はない。

アメリカヤマボウシ
これも花ではなく、がくである。
がくの先が凹んでおりハート型なのがヤマボウシと見分ける際の特徴

アンズ バラ科 互生 単葉 鋸歯
中国北部原産。
果実は食べられるため日本では果樹として広く植栽されている。
樹皮がタテの割れる。

ウメ バラ科 互生 単葉 鋸歯
中国原産。短枝がとげ状。
2~3月に香りの強い花を咲かせる。
花弁は基本は5枚だが、さらに多いものや八重咲きのものもある

カツラ カツラ科 対生 単葉 鋸歯
雌雄異株であり、丸い形の葉をつける。
陽樹で長枝と短枝を伸ばして順次開葉をする。
樹高は25~30m、胸高直径は50~80cmの大木に成長する。

ケヤキ ニレ科 互生 単葉 鋸歯
枝ごと離層して、風散布種子になる。
離層した枝は風に乗るとクルクルと回転しながら落下するという弱い風でも
遠くに飛ぶための工夫がされている。

サンシュユ ミズキ科 対生 単葉 全縁
朝鮮、中国原産。
日本では庭園などで植栽されている。
写真のように花に花びらがない珍しい植物。

シラカシ ブナ科 互生 単葉 鋸歯
極相構成種で一斉開葉をする陰樹である。
常緑は~ガシ、落葉~ナラという名前になる。
冬の寒さに耐えるためにクチクラ(cuticula)層が発達している。

ノジスミレ スミレ科 
全体に白い短毛が多く、葉はフサフサしている。
花は淡紫色から紅紫色まであるが、青みがかかったものが多い。

ボケ バラ科 互生 単葉 鋸歯
3~4月になると花びら5枚の赤い花をつける。
中国原産の植物で日本では庭園で植栽されている。

ヤエザクラ バラ科 
漢字で書くと八重桜と書き、花びらの数が多い。

ヤエザクラ
めしべが葉に先祖返りしているため、種ができない。

ヤエザクラ
ナラノヤエザクラは奈良県の県花である。
サクラは木に横線がはいる。

コデマリ バラ科 互生 単葉 鋸歯
中国原産。
花は4~5月に咲き、枝先に白い小さな花を多数つける。

エドヒガン バラ科 互生 単葉 鋸歯
花が小さく、花が咲き終わると葉がつく。
エドヒガンとオオシマザクラの交配でできたのがソメイヨシノ。

エドヒガン
エドヒガンは腺点が葉についている。
いっぽうオオシマザクラには葉柄に腺点があり同定するときに目安となる。

セイヨウタンポポ キク科 
合弁の集合花でがくがめくれてる。
タンポポは舌状花であり、筒状花の逆。

ツルニチニチソウ キョウチクトウ科
互生 単葉 全縁。合弁で筒状花。
園芸品種として栽培されている。

ナガハグサ イネ科 
葉が長いからといわれてるがそれほど長くない。
ヨーロッパ原産でケンタッキー・ブルーグラスという名で牧草として輸入された。

ドウダンツツジ ツツジ科 互生 単葉 鋸歯
葉の形は先のほうが大きいひし形で、葉の裏には毛がある。
3~4月にかけてスズランのような白く袋状の花を咲かせる。
四国の山地に多く自生し、植栽されている。

ナナカマド 互生 奇数羽状複葉 鋸歯
秋~冬に実をつける。実は鳥に食べられ、種がふんから発芽し生息域を広げる。

ナナカマド
七回かまどにいれて燃やしても燃えないくらい燃えにくい木だから
ナナカマドという名前がついたという説がある。

ヒメジョオン キク科
ハルジョオンというよく似た名前の植物がある。
ヒメジョオンは茎の内部に白い髄がつまっている。
またヒメジョオンのほうが遅い時期に花が咲く。

ヤマツツジ ツツジ科 互生 単葉 全縁
合弁花で、葉の表裏に毛が多く生えている。
花は4~6月に咲き、北海道南部・本州・四国・九州の丘陵帯から山地帯下部の山地に生える。

ユキヤナギ バラ科 互生 単葉 鋸歯
4月に2~7個の小花をつける。
同じバラ科のシジミバナとよく似ている

ヤマブキ バラ科 互生 単葉 重鋸歯
葉の表面は鮮緑色で、葉脈上に毛が散生している。
裏面は淡緑色で全面に毛がある。

レンギョウ モクセイ科 対生 単葉 鋸歯
3~4月に黄色い花を咲かせる。
花は花びら4枚の合弁花、がくも4枚ある。

レンギョウ
葉の表面は緑色で裏面は灰緑色。表裏ともに無毛。
中国原産の植物。日本では切り花用や庭園で植栽される。

サイカチ マメ科 互生 束生 偶数羽状複葉 全縁
葉は長枝に2回偶数羽状複葉で互生し、短枝には1回偶数羽状複葉で束生する。
とげが多く生えている。

スズメノカタビラ イネ科
4~8ミリで円錐状の淡緑色の小穂を多数つける。
この多数の小穂が防具の帷子(かたびら)に似ていることがスズメノカタビラという名前の由来である。

スズメノチャヒキ イネ科
節からたくさんの小穂が出でおり、芒がロケット型で短い。
白い毛が生えているため白く光ってみえる。
花粉で増える風媒花である。

アオツヅラフジ ツル科 
互生 単葉 全縁または切れ込み。
北海道~九州の山野に生え、つるは長く伸びる。
茎には下向き、葉柄には上向きの毛が生える。

ハルジョオン キク科
ヒメジョオンという名のとても似た植物がある。
見分け方はハルジョオンのほうが早い時期に花が咲く、茎の内部が空洞などがある。

ハルジョオン
ハルジョオンとヒメジョオンを見分けるために茎を切ったり、開花の時期を
調べるのは大変だが、葉のつき方でも見分けられる。
写真のように葉が茎を抱いているのがハルジョオン。

オオバギボウシ ユリ科
山野の草地や林内などに生える多年草。
若葉は食べられ、ぬねりがあっておいしいらしい。
似た植物にコバギボウシという植物がある。

コヒルガオ ヒルガオ科
花の茎が扁平で、葉はコの字型。
6~8月に白い花を咲かせる。
ヒルガオに比べて葉や花が小さいことが名前の由来。

ゼニアオイ アオイ科
全体にほぼ無毛。
漢字で書くと「銭葵」。これは花の形を銭に見立てたことがゆらいだという。

ツメクサ ナデシコ科
庭や道端などに多い高さ2~20センチの1~2年草。
花は直径4ミリと小さく、花弁は白色で5個あるが、ときに退化してないものもある。
細い葉が鳥の爪に似ていることが名前の由来。

ノゲイヌムギ イネ科
3~3.5センチの大きくて、扁平な小穂をもつ。
写真の黄土色のものは花粉。

ノゲシ キク科 互生 単葉 切り込み鋸歯
葉の縁が鋭くとがっておりチクチクして触ると痛い。
葉柄がなく、葉の基部が茎を抱くようになっている。

ハナチダケサシ ユキノシタ科 互生 三回三出複葉 鋸歯
葉の先が鋭くとがっている。
信州の高原地帯などで草地や林の縁に咲く多年草。

ヒゲナガスズメノチャヒキ イネ科
一つの節から一つの小穂が出る。
芒が長く、よく目立つヨーロッパ原産の多年草で40~70センチの1~2年草

ヘクソカズラ 対生 単葉 全縁
托葉が三角形をしている。
「ヤイトバナ」や「サオトメカズラ」などの別名がある。
綺麗な花を咲かせるが、花や葉を揉むと臭いにおいが広がる。

レッドロビン バラ科 互生 単葉 鋸歯 
新葉は紅色になる。
カナメモチとよく似ているが、カナメモチは新葉の葉だけ紅色になるが
レッドロビンは葉柄や茎まで赤くなる。

ヘラオオバコ オオバコ科
葉に形がヘラに似ているのでこの名前がついた。
ヨーロッパ原産の1年草で現在では道端や荒れ地、牧草地に帰化している。特に北海道に多くみられる。

ヘラオオバコ
写真はヘラオオバコの花序。
花序は幅1~1,7センチと意外と太い。
花序の下の方からやくを出す。




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