エドヒ
ガン(Prunus pendula) バラ科サクラ属 その名の通り、彼岸ごろに花を咲かす事から名付けられています。 俗に言う「彼岸桜」です。 他の桜より比較的小さい、白い花を咲かせます。 (寄って撮っているので大きく見えますが…) よく植えられるソメイヨシノは、このエドヒガンとオオシマザクラを掛け合わせたものです。 |
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ヤマザ
クラ(Prunus jamasakura) バラ科サクラ属 写真のように、花の時期に葉も出ているのが大きな特徴です。 ちなみに… 葉が大きいと→オオヤマザクラ 葉の裏に毛があると→カスミザクラ という種になります。 |
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カンザ
ン(Prunus lannesiana
Wils. cv. Sekiyama) バラ科サクラ属 俗に言う「八重桜」の一種です。 八重桜には多くの種があり、このほかに「フゲンゾウ」などが有名です。 フゲンゾウにはやたら長くて目立つ2本の長い雌しべがあります。 (それに気づかず最初はフゲンゾウにしてたのは秘密^^;) これらは人工的に作られたものです。 ちなみに学名の「Sekiyama」はカンザンを漢字で書いた「関山」から来ています。 |
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アンズ
(Prunus armeniaca) バラ科サクラ属 アンズといえば長野県の千曲市が有名ですね。 中国北部原産ですが、日本では果実を目的に栽培されています。 下のウメと違って、幹はほとんど暴れず、素直に育ちます。 |
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ウメ
(Prunus mume) バラ科サクラ属 いまいちな写真ですが^^; 花が開いている写真ではないですが、バラ科なので花弁は当然5枚(のはず)です。 写真の後ろに見える、幹がかなり暴れているのはウメの大きな特徴です。 |
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ヤマブキ
(Kerria japonica) バラ科ヤマブキ属 バラ科という印象ではないですが… ヤマブキも花弁が5枚です。(写真は4枚に見えますね…(・・;)) 4〜5月に山吹色の花を咲かせます。 花弁が重花弁のものは「ヤエヤマブキ」と呼ばれます。 |
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レッドロ
ビン(Photinia×fraseri) バラ科カナメモチ属 カナメモチとオオカナメモチの雑種です。 よく垣根で植えられている、赤い葉っぱの木です。 私はこの花を初めて見ました。 バラ科らしく、花弁はちゃんと5枚です。 似た木に「カナメモチ」がありますが、レッドロビンは、葉柄に鋸歯の先端の一部が残らないことから、これを利用して区別ができます。 |
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ユキヤナ
ギ(Spiraea thunbergii) バラ科シモツケ属 中国原産と日本原産の2つの説があります。 自生種は石川県で絶滅危惧T類に指定されるなど、地域によっては数を減らしています。 キャンパス内だけでなく、周辺の民家の庭先にも咲いていたりします。 やはりバラ科、花弁はちゃんと5枚です。 花の時期には非常にきれいですが、花が終わってしまうと寂しい木になってしまいます… |
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コブシ
(Magnolia kobus) モクレン科モクレン属 果実に握りこぶしのようなでこぼこがあることから名付けられたとされます。 別名「田打ち桜」とも呼ばれるそうです。 花弁は6枚で、3〜5月に花を咲かせます。 |
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サン
シュユ(Cornus officinalis) ミズキ科ミズキ属 原産地は中国及び朝鮮半島とされます。 日本には江戸時代に薬にするために持ちこまれました。 実は日本薬局方に「山茱萸」という生薬で掲載されていて、止血や解熱の作用があるとされます。 長く伸びている雌しべのようなものの一個一個が花です。 晩秋には楕円形で紅色の実がなります。 |
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ヤマボ
ウシ(Benthamidia japonica) ミズキ科ミズキ属 学名に「Japonica」とあるように日本原産です。 コブシに似た花に見えますが、花弁が4枚…ではなく、花弁のように見えるのは 「総苞片」と呼ばれるもので、ミズキ科の特徴です。 本当の花は総苞片の中心にある、雌しべや雄しべのように見える部分です。 果実は9月頃に赤く熟し、食用にもなります。 マンゴーのような甘さがあり、果実酒にも適すとか(^u^) 実際に試したことはありませんが…^^; |
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ハナミ
ズキ(Benthamidia florida) ミズキ科ミズキ属 学名に「Florida」と入っているように北米原産です。 別名を「アメリカヤマボウシ」と言います。 日本の植栽の始まりは、1912年に当時の東京市長が、ワシントンD.C.にソメイヨシノを贈ったお礼として、1915年に贈られたものです。 一青窈さんの歌にあるように、薄紅色の花を咲かせます…と言いたいですが、この薄紅色の部分は花弁ではなく、「総苞片」と呼ばれるもので、本当の花は、中 央に集まっている部分の一つ一つです。 ヤマボウシと同じですね^^; ミズキ科の特徴です。 |