キランソウ属SP シソ科・対生・単葉・鋸歯(恐ら く)
ここまでは自力で絞り込むことができたのですがアングルの悪
さと資料の少なさで 先生に聞
けなかったものです。
下唇が3裂し て真ん
中がさらに2裂している ので恐らくキランソウで
はないかと思います。
なんでもっと撮っておかなかったんだろうorz
ここからはマメ科です。マメ科全体の主な特徴は花に形は蝶形花であること
と複葉であるということ です。
また有用植物が多いことや大抵は根粒菌と共生しているので、やせた土地でも
普通に生えます。
花 群生
カスマグサ(かす間草) マメ科・互生・偶数 羽状複葉・全縁
カスマグサの特徴は同じマメ科にカラスノエンドウとスズメノエンドウという種がありその間ぐらいの
大きさです。花期は4〜5月 で 淡青紫色 の花を咲かせます。
カラスノエンドウ とスズメノエンドウは羽状の葉の先端につるが3本で
ますが、カスマグサは1本しかでません。
またカスマグサは花が主の茎から大き く離れます(葉腋から柄が伸びます。)
カスマグサはほぼ全てにおいてカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間的な特徴です。(大き
さ、花の色、豆果の中の種子の数な ど。)
松本の道端ではちょっと見かけられませんでしたね。やはり、山に登らなければ。
見つけた場所は森将軍塚古墳の人があまり来そうにないところ、茶臼山の道路脇です。
花 花2 葉
ゲンゲ(紫雲英)別名レンゲソウ(蓮華草) マメ
科・互生・奇数羽状複葉・全縁
ゲンゲの特徴は花で、花期は4〜6月
で、色がグラデーションのある紫色
で小さな蝶 形花 が輪状に
集まってこの形になっています。
名前は当て字で一面咲いた花を紫の雲にたとえたらしいです。別名の蓮 華草の
方は輪状に咲く花がハスの花に似
ていたことによります。
蓮華の方が本当の名前だとずっと思っていました(汗) 最近水田があるようなとこを歩いてないと思い、行っ たら生えてました♪
見つけた場所は塩崎地域の休耕地です。
イタチハギ マメ科・互生・奇数、偶数羽状複葉・全縁
イタチハギの特徴はマメ科であるのに
蝶形花ではないということです。花期は
6月
です。
葉の表面に腺
点があり、無毛かわずかに散生します。
(この画像からは残念ながらわからないです。すみません。)
北米・メキシコ原産です。
これも彷徨った時に見つけた瞬間にナンだコレと思い撮りました。花からは全く何科であるか分かりませんでした。
見つけた場所は帰る山を下る途中の道路脇です。
シロバナシナガワハギ(白花品川萩) マ
メ科・互生・三出複葉・全縁
シロバナシナガワハギの特徴は
小さな蝶形花が
総状に
つきます。花期は
6〜8月で名前の通り
白色の
花を
咲かせます。
豆果に
網目状のく
ぼみがあります。
近縁な種にシナガワハギがあり
ます。こちらは
花の色が黄
色でシロバナよりも
花序が少 し短く、
豆
果は表面にし わが多
いです。
これはかなり前から気になっていたものでシロツメクサみたいな葉なのになんか大きいなと思っていました。まさか違う種だとは(ぉぃ
この機会にちゃんと調べることができてすっきりしました。
見つけた場所は自宅付近の道端です。
ここからはジャンルフリーで す
トキワハゼ(常盤はぜ) ゴマノハグサ科・互生・単葉・鋸歯
トキワハゼの特徴は名前の由来にもなっていますが、花期が異
常に長く4〜11月まで咲
いています。花は上唇は紫色で小さく、
下唇はわずかに紫帯びた白色で黄 色と赤
褐色の斑 紋があります。似ている種にムラ
サキサギゴケが あります。見分け方は
ムラサキサギゴケは花色が濃い紅紫色 であることと下唇の斑
紋が違 うこ と、匐枝(ふ
くし 地を這う枝のこと) がある(ト キワハゼにはない)ことです。
そこら辺を見ると案外いたりする気がする。まとまって生えるので結構見つけやすいです。
見つけた場所は森将軍塚を登る道の脇、信大人文学部らへん
ナワシロイチゴ バラ科・互生・三出複葉・重鋸歯
ナワシロイチゴの特徴は花弁が巻
いていて小さいということです。花期は5〜7月 で赤紫色
です。
葉は3出だったり、5出だった り、あるいは3
裂だったりします。全体的に少し毛が深いで す。
果実は食べれるら しいですが、生で
はあまりおいしくはないそ うでジャムにするのが良いそうで
す。
これ一見草本に見えますが実は木本です。撮った画像は先端部分のみなのでよく わかりませんが、
根元の方は木
質化しているそうです。(生えていたのが壁だったので撮れなかったんです。す
みません言い訳です。)
見つけた場所は聖川上流の畑付近です。
花 そう果
ケキツネノボタン(毛狐の牡丹) キンポウゲ科・
互生・三出複葉・切れこみ・鋸歯
ケキツネノボタンの特徴は全体に開
出毛が多く(特に茎)、
葉は3出した小葉がさらに3 裂し
ます。縁は鋸歯が鋭 いです。花期は3〜7月
で
黄色の花を 咲かせます。そ
う果の先(右の画像のとげとげした部分)が曲 がりません。
似ている種にキツネノボタンがあります。こちらは切 れこみが浅
く、また鋸 歯もあまりとがりません。
そう果の先が曲がります。
一回押し花にしてやろうかと思いましたが、大量のアブラムシがついていた
ので断念しました。(それに草本だからとると個体を一つ殺してしまうということもあったので)
見つけた場所は茶臼山中腹ぐらいの森、自宅近くの側溝です。
花 群生 そう果
ムラサキケマン(紫華鬘) ケシ科・互生・三
出複葉・切れこみ
ムラサキケマンの特徴は後ろに突
き出る距をもつことです。花期は4〜6月 で先の方に密に紫の 花 がつきます。
やや湿ったところに生えて、全体が柔らかく傷つ けると悪
臭がす るらしいです。そう果は狭
長楕円形(右の画像)です。
これはこのゼミが始まって初めて見つけてかつ、珍しそうなものだったので〆にしました。
見つけた場所は茶臼山冒険の森(アスレチックコース)です。
最後に
本当はもっといっぱい紹介したかったのですが、時間と気力の関係でここまでにします。
ここまで見てくださってありがとうございました。
恐らくこのゼミが終わっても自分の趣味の一環として、知らないものを探しに山に行きたいです。
(せっかく野に咲くだけでなく、山に咲くもかいましたしね。)
場所の説明
茶臼山 下の方は動物園、恐竜公園、アスレチックなどがある小さい子供たちを持つ家族の休日の遊び場
上に行くほど人が減り、虫が多くなるきがする。南の方はリンゴ畑になっている。
聖川 自宅付近の比較的大きな川上流はかつて蛍が見れた。魚釣りはできそうもない。
森将軍塚古墳 千曲市にある前方後円墳 近くの学校の体力づくりによく上り坂が使われる。かなりしんどい。