植物生態学ゼミ

工学部電気電子工学科 木下佳祐


●このページでは植物生態学ゼミの時間に信州大学キャンパス内で学んだ植物の中で、 いいなーと思ったものを紹介し ていきます。


・まずはイネ科の植物の 紹介です。 イネ科の植物は道端や空 き地など、いたるところに生えています^^;
ナガハグサ< 長葉草>
〇イネ科ナガハグサ属
〇花期は5月~7月
〇長さ30~80cmの多年草でヨーロッパ原産の
 外来種になります。

〇英名はKentucky Bluegrass
〇明治以降、牛や羊の餌として日本に持ち込ま
 れました。
イネ科の中でも特に葉が細長い
 た め<ナガハグサ>という名前がついたよう
 です。

 イネ科の植物は風に乗ってくる花粉を穂で受
 けるので、 な るべく穂が重ならないように、
 放射状に広げ、穂の長さも変えるなど工夫を
 しているようです。面白いですね^^
 
↑ ナガハグサの穂              ↑ナガハグサの葉
スズメノ チャヒキ<雀の茶挽>
〇イネ科スズメノチャヒキ属
〇花期は5月~7月
〇長さ30~70cmの1年草です。
〇他のイネ科の植物と同様に、道端や空き地などに
 生えています。葉は幅が広く、白い毛が生えてい
 ます。  穂にも毛が生えてい るのが特徴です。
〇穂のアップの写真を見ていただくと、白い毛が生えて
 いるのがはっきりとわかりますね^^
 
↑スズメノチャヒキ                ↑穂のアップの写真
ホソムギ<細麦>
〇イネ科ドクムギ属
〇花期は6月~8月
〇長さ20~60cmの多年草でヨーロッパ原産です。
〇英名はLolium perenne.
〇ナガハグサ同様、このホソムギも牧草として日本に
 持ち 込 まれたようです。

 中心の茎から左右へ交互に穂が付き ます。 
 おなじ ドクムギ属の<ネズミムギ>とよく似ています。
 見分けるポイントは、穂から出ているトゲ!(芒 【ノゲ】
 というそうです)これが長 いものが、<ネズミムギ>
 の ようです。
ただ、<ホソムギ>と<ネズミムギは雑種
 ができやすいため、きちんと見分けるのは難しそうで  
 す。
〇穂のアップの写真の黄色い丸を見てみると、短いトゲ
 が出ているのが分かります。穂が交互についているの
 も分かりますね^^


 
↑ホソムギ                    ↑穂のアップの写真

・次はマメ科の植物を紹 介 したいと思います。 マメ科の特徴は葉が羽状 複葉、羽のようにたくさんついていることです。
カラスノエンドウ<烏野豌豆>
〇マメ科ソラマメ属
〇花期3月~6月
〇カラスノエンドウはマメ科なので葉っぱが8~16枚
 多くついています。先 端の葉っぱは3本のつるにな
 ります。小さいですが、ちゃんと豆がなります。花は
 紅紫色で、とてもきれいです。(写真では白っぽ く な
 ってますね^^;)

〇写真では真ん中に写っているカラスノエンドウの花
 は 白っぽくなっていますが、上のほうにぼけています
 が、紅紫色の花が写っています!!


 
↑カラスノエンドウ               ↑豆の写真
スズメノエンドウ<雀野豌豆>
〇マメ科ソラマメ属
〇花期4月~6月
〇<カラスノエンドウ>よりもさらに小さいエン ドウです。
 カラスより小さいからスズメ
というわけのようです。
 ス ズ メノエンドウもやはりマメ科なので、葉っぱが
 12~14枚と多いです。また、先端の葉っぱも3本の
 つるになります。白紫 色でとても小さな花が 咲きま
 す。豆もちゃんとつきます。小さいですが^^; 
 食べられるんですかね?^p^



 
↑スズメノエンドウ                ↑花の写真^^;
〇マメ科のマメ知 識!...... (ノ∀`)なんつってw
 ・・・どうした?笑えよ、ベジー〇・・・
 野菜だけに......(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!
 
           豆知識はこちら!!

・キャンパス内で観察す ることはできませんでしたが、実はマメ科の植物
 の中に
<カスマグサ>とい う種があります。これはカラスノエンドウと
 スズメノエンドウの
中間くらいの大きさの 種類だそうです。ラ スと
 ズ メの間() なのでカ スマ
いうわけのようです。おぼえやすいで
 すね^^

・最後になります^^
  最後は自分で調べたイチゴについて紹介したい
 と思います!




〇イチゴ<苺 >
〇四季成りイチゴ
〇バラ科オランダイチゴ属
〇花期7月頃
〇葉は鋸歯(ギザギザ)のある三出複葉で、 花びら
 の枚数が5枚ほどの白 い花が咲きます。 また、イチゴ
 は<芝>などと同じように匍匐茎というのもの を伸ばし
 て繁殖していきます。イチゴは赤く甘い果実がなるた
 め、果実は食用としてよくスーパーなどで売られてい
 ます、実はこれは偽果 と言われる偽物の果実で、
 花托と呼ばれる花の中心部分みたいなのが発達した
 ものです。実際の果実は表 面 にたくさん分布している
 粒粒になります。

〇農家などで作られているのは<一季成りイチゴ>と呼
 ばれる種類で、5月~6月に収穫をするようですが、
 キャンパス内にあったイチゴ は<四季成りイチ ゴ>
 呼ばれる種類で、冬を除いて1年を通して実をつける
 種類のようです。
一つ食べてみましたが、あんまりお
 いしくなかったです ^p^




 
↑イチゴの葉                   ↑イチゴの果実(偽果)




●どうだったでしょうか?道ばたなんかに生えていて、よく目にしてる植物があったり しましたかね?普段何気なく目にしている植物なんかも詳しく見てみると、とっても面白 いですよね!ぼくはとっても面白かったです^^
 信州大学のキャンパス内にはもっと多くの植物があります。その中には食べれるものもあって、ひそかに狙っていたり^p^ぐへへ・・・
 
このページを見てくれた皆さんも、よかったら身近な植物 を楽しんでみてください^^

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