医学部 保健学科     樋口史香       

                                    植物生態学ゼミ   〜植物の紹介〜
  

 信州大学松本キャンパス内にある植物を紹介します!


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<ヤブカンゾウ> ユリ科
原産は中国。
草丈は約80p。
道端や土手などに多い多年草。
雄しべが弁化して八重咲きになる。
ヤブカンゾウの新芽は食用として用いられる他、消炎や利尿など
の薬用にも用いられる。

<ヒメオドリコソウ> シソ科
原産はヨーロッパ。葉は対生。葉の長さは4p程度で鋭い鋸歯をもつ。
花は明るい赤紫色で唇形花で、温暖な地域では年間を通じて開花する。
茎は四角になっている。

<ムラサキツメクサ> マメ科
原産はヨーロッパ。多年生草本。
シロツメクサより草丈が高く、立ち上がると約30pになる。
葉全体に毛が生えている。表の葉の真ん中には白い三日月形
の模様がある。花は球状に集まってつき、紅紫色。花期は5月〜8月。
イソフラボンを豊富に含み、ハーブとして使用される。



<イヌナズナ> アブラナ科
北半球に多く分布する越年性の一年草。
ナズナに似ているが、イヌナズナは食用にはならない。
根生葉は長さ約2〜4pでへら状長楕円形。茎葉は長さ約1〜3p。
花は黄色で4弁花。花期は3〜6月。


<ヤマグワ> クワ科
中国原産。落葉小高木。
種の散布は鳥散布。葉は互生で卵形または広卵形。
雄株、雌株にわかれている。どちらも花期は4〜6月。
実は集合果で、熟すと赤色から黒紫色になる。甘く美味しい。
実は小鳥の大好物。

<カラスノエンドウ> マメ科
原産は北アメリカ。一年生草本。
葉は8〜16個の小葉からなり、長さは約2〜3pの狭倒卵型。
茎には全体的に毛が生えている。花は紅紫色でエンドウの花に似ている。
豆果は熟すと黒くなり、晴れている日に弾けて種を飛ばす。


<ドウダンツツジ> ツツジ科
原産は日本。落葉広葉樹。
庭木や植え込みとしてごく普通に植えられる。
葉は互生。花は合弁花で、ハチなどの昆虫に花粉を運んでもらう。
秋になるときれいに紅葉する。花期は4〜5月。

<ハナモモ> バラ科
原産は中国。耐寒性落葉低木。
モモとは違いハナモモは花を鑑賞するための植物。
葉は単葉、互生。
樹形は、立性、しだれ性、ほうき立ち性などがある。
花の色は白色、赤色、桃色など様々な色がある。花期は3〜4月。

<ヤマモミジ> カエデ科
原産は日本。落葉小高木。
葉は単葉、互生。高さは約5〜10m。
葉の表面には毛がないが裏面の葉の付け根に毛が生えている。
葉の縁は7〜9ヶ所の切れ込みがあり各切れ込みには大きめの
不整の重鋸歯がある。イロハモミジより葉が大きめなのが特徴。
秋になるときれいに紅葉する。花期は4〜5月。


<ミツマタ> ジンチョウゲ科
原産は中国。落葉低木。
その名の通り枝が三つに分かれている。
ミツマタは良質で丈夫であることから古来から和紙の原料として
使用されている。また、お札の原料として使用されている。
花は淡い黄色。花期は2〜4月。