植物生態学ゼミ 



工 学部 情報工学科 石川奈津美


  信州大学の看護科周辺にあった植 物を紹介します

〈イロハモミジ〉 〈ヤ マモミジ〉  カエデ科

      
 どちらも落葉高木で、葉は単葉で対生する。

葉の各裂片には不整の重鋸歯があり花は4~5月に咲  く。風散布。

この2つは、葉の大きさと葉緑の数によって見分ける。

イロハモミジの葉緑は5~7深裂し、ヤマモミジは7~9深裂している。

イロハモミジの名の由来は、葉の先を「いろはにほへと・・・」と数えたことから。  
 
花は枝先に頂生する花序に10~20個つく。





〈ウメ〉 バ ラ科

     
落葉小高木、葉は単葉で互生し、花は2~4月に咲く。

葉の表面は(濃)緑色で無毛だが、裏面は淡緑色で多く毛がある。

葉緑には不整の鈍鋸歯があり、葉先には長くよれた鋭尖頭になる。
〈オオヤマザクラ〉 バラ科

     
落葉高木、葉は単葉で互生し、花は4~5月に咲く。

葉の表面は濃緑色で裏面は粉白緑色で表裏面とも無毛。

葉緑は深く鋭い鋸歯か不整の重鋸歯。

似たような種類でヤマザクラがあり、葉の裏面の色が異なる。

ヤマザクラの葉の裏面は灰白緑色。

花の色が濃いことからベニヤマザクラ、北海道に多く生息することからエゾヤマザクラとも呼ばれている。





〈ヤマグワ〉 クワ科

      
落葉小高木、葉は単葉で互生。

鳥散布。雄雌異株でまれに同株の株もある。

実は集合果で熟すと赤色から黒紫色になり、甘くておいしい。

葉緑は分裂しないか2~5裂し、各裂片の縁には大小の鋸歯がある。

似たような種類でマグワがあり、花柱があるのがヤマグワで、花柱がないのがマグワである。




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