左〈イロハモミジ〉 右〈ヤ
マモミジ〉 カエデ科 葉の各裂片には不整の重鋸歯があり花は4~5月に咲 く。風散布。 この2つは、葉の大きさと葉緑の数によって見分ける。 イロハモミジの葉緑は5~7深裂し、ヤマモミジは7~9深裂している。 イロハモミジの名の由来は、葉の先を「いろはにほへと・・・」と数えたことから。 花は枝先に頂生する花序に10~20個つく。 |
〈ウメ〉 バ
ラ科 葉の表面は(濃)緑色で無毛だが、裏面は淡緑色で多く毛がある。 葉緑には不整の鈍鋸歯があり、葉先には長くよれた鋭尖頭になる。 |
〈オオヤマザクラ〉 バラ科 葉の表面は濃緑色で裏面は粉白緑色で表裏面とも無毛。 葉緑は深く鋭い鋸歯か不整の重鋸歯。 似たような種類でヤマザクラがあり、葉の裏面の色が異なる。 ヤマザクラの葉の裏面は灰白緑色。 花の色が濃いことからベニヤマザクラ、北海道に多く生息することからエゾヤマザクラとも呼ばれている。 |
〈ヤマグワ〉 クワ科 鳥散布。雄雌異株でまれに同株の株もある。 実は集合果で熟すと赤色から黒紫色になり、甘くておいしい。 葉緑は分裂しないか2~5裂し、各裂片の縁には大小の鋸歯がある。 似たような種類でマグワがあり、花柱があるのがヤマグワで、花柱がないのがマグワである。 |