植物生態学ゼミ  レポート 工学部物質工学科 加藤 佑一
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 信州大のキャンパス内には色々な植物がありました。僕はその中でも範 囲を絞って、理学部棟周辺の植物について調べてみました。


 シロツメクサ(マメ科)
 
漢字では「白詰草」と書く。江戸時代にオランダからガラス器を送ってきたとき、壊れないようこの花を詰物に したことからこう呼ばれるようになった。ヨーロッパ原産で、牧草として世界中に広がっていった。長さ1cmほどの花が多数集まって球状の花序をつくる。ク ローバーとしても知られる。

ムラサキツメ クサ(マメ科)
 ヨーロッパ、西アジア、北西アフリカ原産。牧草として明治初 期に渡米した。茎は直立して20~60cmになる。シロツメクサとの大きな違いは色だけでなく、花序のすぐ下に葉があること。(シロツメクサの花序の下に は長い柄がある。)別名アカツメクサ

 

カラスノエンドウ(マメ科)
 
羽状複葉で、赤い花をつける。秋に発芽し、春には60~150cmにもなる。茎には巻きひげがあり、周りの ものに絡みつくことがある。豆果は熟すと黒くなり、晴天の日に種子を激しく弾き飛ばす。別名ヤハズエンドウ。
 

ハルジオン(キク科)
 北アメリカ原産。大正時代に園芸植物として渡来した。一度生えるとしぶといため、広い範囲で雑 草化している。茎が中空になっているのが特徴の一つ。高さは0.3~1mになる。別名ハルジョオン。
 

スズメノエンドウ(マメ科)
 
漢字では「雀野豌豆」と書く。名前の由来としては、カラスノエンドウよりも小型ということでカラスに対して スズメを当てたというもの。葉は12~14個の小葉からなり、先が巻きひげになる。豆果のなかには普通種子が2つ入っている。

アンズ(バラ科)
 
落葉高木。葉は単葉で互生。花は3~4月に咲く。中国北部の原産。薬用や食用として使われ、長野県でも栽培 されている。英名はアプリコット。

サルスベリ(ミソハギ科)
 
落葉小高木。樹高は3~7m。葉は単葉で対生または亜対生が互生する。
樹皮はつるつるしていて、よって猿もすべって落ちるというのが名前の由来。開花期間が長いことから、漢字で「百日紅」とも書かれる。うどんこ病というのに かかりやすいということを除けばおおむね強健で栽培しやすいため、庭木や公園樹として使われている。

フジ(マメ科)
 
落葉の右巻きつる性木本。葉は奇数羽状複葉で互生する。花は5月ごろに咲き、長く伸びて元から先端にかけて 次々と咲く。種子は下剤としても使うことができる。別名ノダフジ。この別名の由来は、フジの名所大阪市福島区野田である。




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