植 物生態ゼミ       繊維学部化学材料系 越 悟子
学内と美ヶ原(ワサビと ニリンソウのみ)で見つけた植物を紹介します。

ナツヅタ
Parthenocissus tricuspidata

ブドウ科ツタ属のつる性の落葉性木本。5枚の緑色の花弁を持つ小さな花をつける。陽地または半日陰がよく、繁殖力は極めて強い。耐寒性があり、適湿地を好 むが乾燥にも耐える。

イチゴ
Fragaria

バラ科の多年草。ビタミンCが豊富である他、抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンを含む。

ムラサキツメクサ
Trifolium pratense

別名アカツメクサ。多年草。互生。各葉片には葉の中ほどに特徴的な三日月型の白い模様が入る。花は鞠状の集合花序をなす。ハーブとして多用される。



ドウダンツツジ
Enkianthus perulatus (Miq.) Schneider

落葉低木。単葉。互生。枝の先端に輪生状に集まる。花は、白色、釣り鐘のような感じで、5mm程の大きさ。。ツツジ科の特徴として根が浅いので、乾燥に弱 い。花期は4~5月。四国の山地に自生し、広く植栽される。

ハリエンジュ
Robinia pseudoacacia L.

マメ科。別名ニセアカシア。落葉高木。奇数羽状複葉。互生。小葉の表面は緑色、裏面は淡緑色で、裏表面ともに葉脈上に毛が少しある。公園樹、砂防・土止め に植栽、材は器具用等に用いられる。花は5~6月。

サルスベリ
Lagerstoemia indica L.

ミソハギ科。落葉小高木。単葉。対生または亜対生または互生。花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば庭や公園に植えられる。 花は7~9月。

ワサビ
Wasabia japonica

アブラナ科ワサビ属の植物で日本原産。独特の強い刺激性のある香味 を持つ。山間部の水路や沢で自生する。短い柄の小形の葉を互生し、先端に白色4弁の花をつける。花は数個から10個が下から
から上に順次に開き、先端にくちばし状の角果ができ、中に小さい楕円形の種子が多く実る。


ヤブカンゾウ
H. fulva var. kwanso

ユリ科ワスレグサ属。別名ワスレグサ。原産は中国。道端や土手、林のふちなどに多い多年草。雄しべと雌しべが花弁状になっている。茎頂にユリに似た八重咲 きで透析色の花を開く。花期7~8月。


ニリンソウ
Anemone flaccida

キンポウゲ科イチリンソウ属。多年草。春山を代表する花のひとつ。白い萼片を持つ直径約2㎝の花をつける。まれに1輪3輪のものもある。根茎で増えるた め、群落を作ることが多い。花期3~6月。


ムギグサ
Hordeum murinum

イネ科オオムギ属。一年生植物または越年草。のぎの長い小穂をつける。荒れ地、草地などに生え。オオムギに似た穂をつけるヨー ロッパ原産で明治初期に侵入した帰化植物である。


ゼ ニバアオイ
M.neglecta

アオイ科ゼニアオイ属。ヨーロッパ原産。道端や荒れ地に見られる帰化植物。花は紅紫色を帯び、直径約2センチで葉脈から数個が束生する。雄しべは多数、筒 状に合着して雌しべを囲む。雌しべは1個、先は多数に裂ける。

ブルーベリー
Blueberry

ツツジ科スノキ属。落葉低木果樹の総称。根が浅いため乾燥に弱く、特に夏には水切れに注意する必要がある。ブルーベリーに含まれるアントシアニン成分は健 康に役立つ成分として有名。

ハナモモ
P.persica

バラ科サクラ属。耐寒性落葉低木。原産は中国。花を観賞するために改良されたモモ。サクラの開花前に咲くことが多い。桃の節句に飾られる。食用には適さな い。病虫害が多いため、病気にかかりやすい。



ヤエムグラ
G.spurium 

アカネ科。一年草または越年草。帰化植物。表面にはカギ状の毛があって、衣類などによってくっつく。実にトゲがある。アジア、ヨーロッパ、アフリカに広く 分布する。花期7~8月。




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