・ヤナギ科 ・中国原産 ・樹高が10〜25mになる落葉高木 ・葉は単葉で互生 ・葉身は皮針形で、縁は細かい鋸歯をもつ ・葉の表面は濃緑色、裏面は白色 ・3月上旬〜5月上旬に黄緑色の花を穂状につける (撮影地:高山市) |
フキ(Petasites japonicus) ・キク科 ・日本各地に自生する多年草 ・地下茎を伸ばして増殖する ・葉は幅15〜30pの腎円形で、基部が深い心形 ・早春、葉に先立って大きな苞に包まれたフキノトウを 生じ、多くの細かい白色頭状花をつける(3〜5月) ・葉柄はきゃらぶきや煮物として、葉身は佃煮として食 べられる (撮影地:高山市) |
オオキンケイギク(Coreopsis lanceolata) ・キク科 ・北アメリカ原産 ・葉は対生し、へら状で主に下部に集まってつく ・分枝は少なく、長くしなやかな花柄の先に(5〜8 p)の頭状花をつける ・花色は鮮黄色で、花弁状の舌状花には粗い切れ込みが ある ・日当りの良い場所を好む ・繁殖力が強い (撮影地:松本市) |
カシワバアジサイ(Hydrangea quercifolia) ・ユキノシタ科 アジサイ属 ・北アメリカ東北に自生する落葉低木 ・葉は浅く5つに裂けている(掌状葉)で対生する ・よく日に当たる葉ほど銅色を帯びる ・アジサイ属特有の装飾花があり、4枚の白色または淡 緑色のがく片をもつ ・アジサイとは違って、直射日光が当たっても葉や花が 垂れ下がることが無い (撮影地:松本市) |
キキョウ(Platycodon grandiflorum) ・キキョウ科 ・多年草で、日当りの良い山野に広く自生する ・東アジアなど(温帯)に多く分布する ・茎は直立し、高さは40〜100pくらい ・葉は互生し、長卵形で縁には細かい鋸歯がみられる ・夏〜秋(7〜9月)にかけ、上部の葉の付け根に紫色 の花をつける ・花冠(花弁の集まり)は、開いた鐘形で5つに分かれ る ・白色や二重咲きのものも存在する (撮影地:小諸市) |
クズ(Pueraria lobata) ・マメ科 ・蔓性の多年草 ・全体に黄褐色の粗毛をもち、葉は3枚の小葉からなる 複葉 ・花は紫紅色で、7〜9月頃に総状をなす ・根は長く肥大して、上質のデンプンを蓄える ・秋の七草の1つ ・現在、北アメリカでは帰化植物として雑草になってい る (撮影地:小諸市) |
ナンテン(Nandina domestica) ・メギ科 ・樹高が1〜3mの常緑低木 ・葉は茎の先端に集まり、3回3出複葉で互生する ・小葉は広皮針形で、長さ3〜8p ・小葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡い黄緑色 ・葉の縁は全縁で先端は鋭尖頭となり、基部はくさび形 ・6月に花を咲かせる (撮影地:小諸市) |
ヤブカンゾウ(Hemerocallidaceae fulva var) ・ワスレグサ科 ・葉は長さ40〜60p ・根は紡錘状に膨らむ ・種子をつくらず、根茎から伸びる蔓枝により増殖する ・直径8pほどの橙赤色の花を数個つける ・雌しべと雄しべが花弁状である cf)ヤブカンゾウとノカンゾウの見分け方 ヤブカンゾウに類似した種として、ノカンゾウがある。ヤブカンゾウは土手や道端に自生し、花は雄しべと雌しべが花弁化した八重 咲きであるのに対して、ノカンゾウは田圃の畦など湿った場所を好み、花は一重咲きで葉がヤブカンゾウより細くて、長いのが特徴。 (撮影地:小諸市) |