信州大学医学部
武田藍子
大学構内(松本キャンパス)でみられる身近な草花を紹介します。

オオイヌノフグリ ゴマノ ハグサ科 

4枚の花弁の青く小さな花を咲かせるヨーロッパ原産の植物です。
花柄が長く、花が突き出しているような見た目になっています。

似た種に『タチイヌノフグリ』がありますが、こちらは花柄が短く、花も小さいため、見分けることは簡単です。

早春にこの花が咲いているのを見ると、春の訪れを感じます。

撮影:生協前広場

北海道を除く、日本全国に広く分布するマメ科の植物です。

果実が熟すと真っ黒になることからこの名がつけられたと言われています。

また、よく似た種に『スズメノエンドウ』、『カスマグサ』がありますが、カラスノエンドウ>カスマグサ>スズメノエンドウの順に大きさが異な ります。

撮影:東側部室棟、駐車場付近

カラスノエンドウ マメ科

エノコログサ イネ科

長くふさふさとした穂の形が特徴的なイネ科の植物です。

この穂が、犬の尾に似ているため、この名がつけられたと言われています。
また、『ネコジャラシ』という俗称は、この草の穂に猫がじゃれつく様子からつけられています。

粟の原種であるため、若い葉と穂は揚げたり、炒めたりすることで食べることができます。

撮影:理学部棟付近


キク科の外来種で、5〜7月頃に鮮やかな黄色の花を咲かせます。

道端や河原などに生育し、見た目もきれいですが、現在は在来種に悪影響を与えるとされ、特定外来生物に指定されています。

撮影:生協広場前 花壇

オオキンケイギク キク科

オランダアジサイ ア ジサイ科

和名表記は『紫陽花』です。
梅雨の時期の花として有名で、境内にアジサイを多く植えている『アジサイ寺』が日本各地に存在しています。

葉は対生で、縁には鋭い鋸歯がありますが、毬状にまとまって咲く花々がとても美しいです。

また、土壌の成分によって青〜赤紫色に変化するおもしろい花だと言えます。

撮影:健康安全センター付近



陰暦の5月に花を咲かせるため、サツキ(皐月)と名付けられています。
また、この時期はホトトギスが鳴くため、『杜鵑花』とも表記されます。

葉は互生で、表面には光沢があります。
園芸品種が数多くあり、一重咲き、八重咲きなど咲き方も様々です。

撮影:中央図書館付近


サツキ ツ ツジ科




トップに戻る