植物生態学ゼミ
農学部 食料生産科学科 五十嵐大義

信州大学松本キャンパス内の樹木を紹介します。

ボケ バラ科
落葉低木。
葉:単葉。長枝に互生し、短枝に束生する。表面は濃緑色で光沢がある。鋭鋸歯または鈍鋸歯。
葉先は鋭頭または鈍頭。葉脚はくさび形。
花:3〜4月。
中国原産。日本では庭園に植栽されている。


アンズ バラ科
落葉高木。
葉:単葉、互生。広卵形または卵円形。表面は濃緑色で無毛。不整の鈍鋸歯あり。葉先は急によれた鋭尖頭。
花:3〜4月。
品種により大きな変異がある。中国北部原産。日本では果樹として植栽。


モモ バラ科
落葉小高木。
葉:単葉、互生。倒卵状皮針形または長楕円状皮針形。表裏面ともに葉脈上にわずかに毛有り。細かい鋸歯がある。
花:4月。
品種が多く形態に大きな変異がある。中国原産。

ビワ バラ科
常緑小高木。
葉:単葉、互生。短枝に束生する。倒卵状長楕円形。裏面に毛が密生する。中上部に粗い鋸歯あり。
花:11〜12月。
中国原産。日本では果実のために植栽されるが、野生化も見られる。

ヤマグワ クワ科
落葉小高木。
葉:単葉、互生。広卵形または卵状広長楕円形。葉縁は分裂しないか2〜5裂し、各裂片の縁には大小の鋸歯がある。基部から3主脈が出る。
北海道・本州・四国・九州の丘陵帯から山地帯に生える。

エノキ ニレ科
落葉高木。
葉:単葉、互生。広卵形または広楕円形。上半分に鋸歯あり。左右不同で基部から3主脈が出る。側脈は3〜4対。
本州・四国・九州の丘陵帯から山地帯下部に分布。

カイヅカイブキ ヒノキ科
常緑小高木。
葉:針状と鱗片状の2形がある。普通は鱗片状の葉になり、十字対生するが、刈り込みがされると針状に変形する。
花:4月。
雌雄異株。球果は球形で肉質。イブキの園芸品種で幹はねじれ、側枝は太く主幹に対してねじれてつく。庭園・公園・生け垣等に植える。

コウヤマキ コウヤマキ科
常緑高木。
葉:長枝の鱗片葉はらせん状に互生し、短枝の葉は2本の葉が合着した線形。20〜40本の葉が輪生または束生する。
花:3〜4月。雄花は楕円形で20〜30個が頭状に集合。
球果は円筒状楕円形。本州(福島県以南)・四国・九州に分布。
































































































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