農学部森林科 猪野紫穂
お気に入りの植物を紹介します。

オオキンケイギクCoreopsis lanceolate <キク科>

合弁花。葉は対生で細長いです。両面に粗い毛があります。
北アメ リカ原産の特定外来生物です。カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れがあります。女鳥羽川沿いにたくさんいました。

 •サツキRhododendron indicum < ツツジ科>

合弁花。半常緑低木です。葉は互生で全縁。表裏と縁に毛があり、くっつきやすいです。似たものにオオムラサキツツジがありますが、サツキのほうが開花時期 が遅いので見分けることが可能です。




・ドウダンツツジEnkianthus perulatus <ツツジ科>

落葉低木です。葉は単葉互生で上半分に細かい鋸歯があります。花は合弁花で白く、釣り鐘型でとてもかわいらしいです。

・ツユクサCommelina communis < ツユクサ科>

別名ボウシバナ。葉は互生、花弁は3枚で朝に咲き午後になるとしおれます。染物に使われていました。日本全土に分布。とてもかわいいです。






・ビロードモウズイカVerbascum thapsus < ゴマノハグサ科>

大きな葉のロゼットから伸びた長い花穂に黄色い花をたくさんつけます。地中海沿岸原産の2年生植物で各地に帰化しています。高さはなんと1〜2mにもなり ます。全体にビロードのような灰白色の毛でおおわれています。さわると非常に気持ちいいです。女鳥羽川沿いにいました。

・エノコログサSetaria viridis < イネ科>

夏から秋にかけてつく花穂が犬の尾に似ていることからつけられた名。漢字だと狗尾草。エノコログサの英名はキツネの尾に見立ててFoxtail grass。考えることは皆同じですね。別名ネコジャラシ。穀物のアワの原種であるので食用としても使えます。






・アセビPieris japonica < ツツジ科>

合弁花。葉は互生単葉の鋸歯で常緑低木です。虫媒花で花は房になっています。
すごくきれいですが、有毒植物であり、多くの草食哺乳動物は食べるのを避けます。アセビ(馬酔木)の名は、「馬」が葉を食べれば毒にあたり「酔」うが如く にふらつくようになる「木」というところからついたそうです。



・トチノキAesculus turbinata Blume <トチノキ科>

落葉広葉樹。葉は互生で掌状複葉のとても大きい葉です。種子は栃の実としてあく抜きして食べられ、栃餅になります。重要な蜜源植物です。木はとても大きく なり、樹高20〜25m、胸高直径は1〜2mにもなります。




・ユリノキLiriodendron tulipifera < モクレン科>

落葉高木で葉は互生単葉の掌状です。花はチューリップに似ています。種小名のtulipiferaは 「チューリップ(のような花)をつける」の意味。重要な蜜源植物です。



ユリノキの葉です。特徴的で、かわいいかたちです。



































































































































































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