信州大 学松本キャンパス内の食べられる植物

                                      繊維学部応用生物科学系 川久保彩夏


    

ユリノキ

モクレン科ユリノキ属の落葉高木
葉は薄くて硬く淡緑色平滑で浅く掌状に2〜4裂
チューリップに似た形の淡い黄緑色の花を咲かせる
街路樹、庭木、公園樹として利用される

重要な蜜源植物で、良質の蜂蜜が得られる
もともとユリノキの蜂蜜は大変貴重で幻の蜂蜜とよばれ て
きた
クセがなくあっさりしたお味

混んでいたので遠くから撮った写真しかありませんでした

ビワ
バラ科の常緑高木
葉は互生、葉柄は短い、鋸歯があり厚くて硬い
花弁が5枚の白い地味な花をつける
葯には茶色い毛が密に生えている
果実は花たくが肥厚した偽果

果肉は甘く生食のほか缶詰にも加工され、
薬や果実酒としても利用される

ちなみに果実酒は氷砂糖とホワイトリカーの他に酸味を
補うための皮むきレモンの輪切りを加えて漬け込むとよ
り一層美味しくなる
みなさんハタチになったら是非作りましょう

桃栗三年柿八年枇杷は早くて十三年




エノキ

ニレ科エノキ属の落葉高木
葉は互生単葉、鋸歯状
先端まで葉脈が発達しておらず、丸みを帯びている
花には雄花と雌花がある

直径5〜6mmほどの球形の果実をつけ熟すと橙褐色に
なり味は甘い
小鳥が好んで食べる
干し柿に似た味で薬効もある
蕁麻疹、食欲不振、腰痛、のどの痛みに効果あり



誰かが持ってくれていたようです
ノビル
ネギ科ネギ属の多年草
地下に球根を持ち、地上に細い20〜30pの葉をのばす
葉の表面に白く粉を噴く
花は花弁が6枚で白または薄紫色

葉とともに地下にできる鱗茎が食用となる
玉葱と似た香りと辛みがあり野草として食用にされる
生食の他味噌汁の具にするとおいしい
収穫後時間が経つとストレスで辛味が強くなり香りも悪 くなる
薬味としても利用される



サイカチ

マメ科ジャケツイバラ亜科サイカチ属の落葉高木
葉は互生偶数羽状複葉
幹や枝に鋭い棘が多数ある
樹齢数百年の巨木もあり県の天然記念物に指定されて
いる木もある

秋には灰色の豆果をつけ、10月に熟す
漢方では腫物やリウマチに効くとされる
若芽、若葉を食用とすることもある

写真右側の植物
アカツメクサ
マメ科シャジクソウ属
葉は互生、多年生の草本
三つ葉で三日月の白い模様が入る
日本にはシロツメクサと共に牧草として明治以降移入された
種小名はアメリカのという意味だが、出産地はヨーロッパ

ハーブとして多用される
本種に含まれるイソフラボンとエストロゲンは更年症状 の
抑制効果がある
うがい薬としても使用できる
8種類のハーブを用いたエジアック茶にも含まれ、タバ コの
風味づけ成分になる



協力:友人N(左手)
サクラ
バラ科サクラ亜科サクラ属の落葉樹
サクラ亜属で日本に自生するものは5〜7種
(変性、交雑は除く)
花弁が5枚までを一重、5〜10枚を半八重、10枚以上を
八重と呼ぶ
英語でcherry blossomとよぶのが一般的だったが
近年はsakuraとよばれることも増えている

果樹はサクランボとして食用にされる
赤い宝石とよばれることがあり贈答用としても用いられ る
加工品としては実を砂糖漬けにして水分を飛ばしたドレ ン
チェリーがあり洋菓子に用いられる



カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

マメ科ソラマメ属の越年草
葉は羽状複葉
茎には巻きひげがあるが大体は直立する
茎は全体に毛がある
今日では雑草とみなされている

若芽や若い豆果を食用にすることができる
豆果は熟すると黒くなって晴天の日に裂け、種子を激し く
弾き飛ばす
熟した豆も炒って食用にできる
































































































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