理学部物質循環学科 14S6014A 須山 知美

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高山植物

〜撮影:上高地 6月21日〜

イワカガミ (イワウメ科 イワカガミ属)


分布地域:北海道から本州の産地タイから亜高山帯

生育地域:岩場や急斜面・山道の道端などに群生

開花時期:山地帯=4月の終わり
       亜高山帯=7月ごろ
       上高地では少し元気なさげだったが咲いていた

葉:ゆるい鋸歯が見れる
  
  葉が鏡のような光沢があり、それが名前の由来にもなっている

萼:綺麗な紅色をしていた

オシダ (オシダ科 オシダ属)


分布地域:北海道・本州・四 国

生育地域:ブナ林域の谷筋の崩積土の集積する場所
       ササの生育が困難な、歴を多く含む場所にも生育する
       特に湿地付近に多く生えていた

生え方:根から放射状に長い葉を出す。1mを超えるほど大きな葉もあった

増え方:シダ植物なので胞子で増える
     遠くて写真は取れなかったが、
     葉の裏に茶色い丸いものがついているのが見えた


オニシモツケ (バラ科 シモツケソウ 属)


分布地域:北海道、本州中部以北
       千島列島、樺太、カムチャッカ半島など

生育地域:山地の日当りのいい湿った草地に群生、
       河畔林の林内にも見られる
       この写真は河畔林で撮った

葉:切れ込み+鋸歯

開花時期:6〜9月
       行ったのは6月の後半だったが、
       山で気温が低いためかまだつぼみだった

花:白く、線香花火のように小さい花がいっぱい咲く


カニコ ウモリ (キク科 コウモリソウ属)


分布地域:四国から本州の近畿地方以北

生育地域:ブナ帯の上部から針葉樹林帯に生育
       上高地には針葉樹林が多く生えおり、
       カニコウモリがいたるところに生えていた

開花時期:8〜9月

花:白〜淡紅紫色の長さ1pほどの花をつける

葉:鋸歯がある
  事前学習で調べたものと葉の形が若干違った
  地方により変わるものなのかもしれない

  カニとコウモリに似ていることが名前の由来




コヨ ウラクツツジ (ツツジ科 ヨウラクツツジ属)

分布地域:九州以北の冷温帯から亜寒帯

開花時期:5〜6月

花:赤い果実のような花が咲く
  写真にも見えるが柄に荒い毛がある

  仏具の瓔珞が名前の由来

葉:長楕円形表面は荒い毛があるが、裏は無毛



シラ カバ (カバノキ科)

分布地域:東アジア北部温帯
     日本では本州中部以北、北海道

生育地域:山地帯の陽地
樹高:20〜25m

幹:日本で見られる樹木の中ではかなり白い
  樹皮が横向きにペラペラめくれる


開花時期:4〜5月

花:下向きに雄花の花穂が、上向きに雌花の花穂が付く
  風によって花粉が運ばれる風媒花”

葉:長枝に互生、葉身は卵状菱形または三角状卵形、不整の重鋸歯
  表面は濃緑色、無毛・裏は灰緑色毛は脈腋にまとまっている
  秋に黄色に色づいて落葉

白い樹皮のカンバの木の略称で、シラカンバとも 呼ばれる


ベニ バナイチヤクソウ (イチヤクソウ科 イチヤクソウ属)

分布地域:北海道から本州の中 部地方
       海外では朝鮮半島、中国、シベリアなど

生育地域;山地の林の中

開花時期:5〜7月

花:名前のように淡い紅色の花を下向きに付ける
  萼片は花より濃い紅色で5枚
  葯は赤紫色

葉:根際から生える葉は円形か楕円形で3枚から5枚
  葉質は分厚く、つやがある

マイ ズルソウ (ユリ科 マイズルソウ属)

分布地域:ほぼ日本全土

生育地域:ブナ帯上部から針葉樹林に生育

開花時期:初夏

実:小さな実が赤く熟す

葉:全縁

  花を咲かせない葉が羽を広げた鶴を連想させることが名前の由来

ラ ショウモンカズラ (シソ科 ラショウモンカズ ラ属)

分布地域:本州から九州、朝鮮

生育地域:山地の森林、やや湿った落葉広葉樹林
       谷沿いの明るい樹林下などに生育

開花時期:4〜5月
       開花時期とはずれていたが、綺麗な花が見れた

花:紫色の花を咲かせる
  花が縦に長く4〜5pにもなる
  シソ科としては大きな花で開花しているととても目立つ

  花を横から見た姿が、
  羅生門で切り落とされた鬼の腕に似ているこ とから名づけられた