信 州の山に咲花々           理学部 理学科 物質循環学コース 15s6021g 古郡千紘

ミズバショウ(水芭蕉)

サトイモ科 ミズバショウ属 ミズバ ショウ

分布:北海道、本州(兵庫県、中部地 方以北)

特徴:湿原や湿潤な林内に群生する。 地下茎は太く、臭気がある。花序は葉に先立って開き、花茎は高さ10~30セ ンチ。仏炎苞は白色卵形で、長さ10~15センチ、円柱 状の 花序を包む。花序に密生する淡緑色、六角状の直径34センチの小さな花が真の花であり、卵形の白い部分は花ではな い。花被片は4個、両性で、雄蕊4個、雌蕊1個 がある。花の後に葉は成長して、長さ80センチ、幅30センチ前後にな り、芭蕉の葉に似ているため水芭蕉という。花の時期は、57月。

ひとこと:川の跡に沿って生息してい た。湿潤な環境を好むことがよく分かった。

観察日:517

観察場所:戸隠 キャンプ場(標高1200m)
 


コマクサ

ケシ科 コマクサ属 コマクサ

分布:北海道(大雪山系、幌尻岳、雌 阿寒岳、知床山地)本州(岩手山、秋田駒ヶ岳、蔵王山、燧ケ岳、草津白根山、北アルプス、御 嶽山、八ヶ岳)

同定ポイント@花は紅紫色か白色で下 向きにつき、外側の2個の花弁が上部に反り返る。
        A葉は3出複葉、白っぽ い。

特徴:高山帯の砂礫地に生える多年 草。高さ5~15センチ。花茎の先に平たい形をした花が56個 総状につく。花の時期は7~8月。染色体数2n=162倍 体)

ひとこと:コマクサは信大の学章にも なっているが実際に見たことはなかった。とても小さくてかわいらしい花だった。

観察日:74

観察場所:乗鞍(標高2700m)
 


ニッコウキスゲ(日光黄/別名 ゼンテイカ、エゾゼンテイカ、アサマカンゾウ)

ユリ科 キスゲ属 ニッコウキスゲ

分布:北海道、本州 南千島

同定ポイント@花は橙黄色、昼に咲 き、直径5センチ内外。
        A葉は長さ50~100セ ンチ、幅1~2.5センチ

特徴:低山〜高山帯の草地や湿地に生 える多年草。高さ5080センチ。葉は両面とも無毛、主脈は明瞭、淵はざらつく。花序 はカ タツムリ形集散花序で34(〜8) 花をつける。1日花で朝に開き夕方にしぼむ。花の時期は78月。 染色体数2n=222倍体)

ひとこと:ニッコウキスゲはとっても 堂々としていた。まだ蕾のものが多かった。


観察日:7
5


観察場所:上高地 田代池付近(標高1490m)



 


ハクサンフウロ(白山風路/別名 アカヌマフウロ)

フウロソウ科 フウロソウ属 ハクサ ンフウロ

分布:本州(中部地方以北、滋賀県) 日本固有

同定ポイント@花は直径2.5~3セ ンチ、萼片の毛は少なく寝る。
      A葉の裂片は細く、終裂片は幅1~3ミ リ。

 

特 徴:亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。高 さ30~80セ ンチ。葉は対生で5深裂し、裂片は3出状に中裂する。花の時期 は、7~8月。染色体数2n=28(2倍 体)

 

ひとこと:ピンク色でかわいらしい花 だった。

 

観察日:719

 

観察場所:白馬岳 大雪渓より少し上 がったあたり(標高2200mあたりから)





 


イワオウギ(岩黄耆/別名 タチヤマオウギ)

マメ科 イワオウギ属 イワオウギ

分布:北海道、本州(中部地方以北) 東アジア)

同定ポイント@花は1花序に10~30個、 花冠は黄白色でながさ1.4~2センチ)
        A小葉は4~12対、表 面は無毛、裏面に長毛がある。

特徴:低山帯上部から高山帯の岩場や 礫交じりの草地に生える多年草。高さ2580センチ。小葉は長さ1~2セ ンチ、先は円形で 主脈がつきでる。茎はややジグザグに曲がる。花の時期は7~8月。染色体数2n=142倍体)

ひとこと:マメ科で特徴があるため同 定しやすかった。

観察日:719

観察場所:白馬岳 大雪渓より少し上 がったあたり(標高2200mあたりから)




シロウマタンポポ(白馬蒲公英)

 

キク科 タンポポ属 シロウマタンポポ

 

分布:本州(白馬岳、南アルプス)日本 固有

 

同定ポイント 総苞片の先に常に小角突 起がある。

 

特徴:ミヤマタンポポとハクサンタンポ ポの区別は特に総苞の外片の突起の有無とされてきたが、この違いは、はっきりしない。頭花 は日が陰るとしぼむ。染色体数2n=62(異数体)

 

ひとこと:ミヤマタンポポとの区別が難 しかった。違いがいまいち分からない...

 

観察日:719

 

観察場所:白馬岳 大雪渓より少し上 がったあたり(標高2200あたりから)



 


ウルップソウ(得撫草/別名 ハマレンゲ)

ウルップソウ科 ウルップソウ属 ウ ルップソウ

分布:北海道(礼文島)、本州(北ア ルプス北部、八ヶ岳)北太平洋地域

同定ポイント@葉身は広卵型、長さ4~10センチ
        A花は、青紫色

特徴:高山帯の砂礫地に生える多年草 で高さは10~20センチ。茎葉は1対、小さくて柄がない。花は大きな苞のわきにつく。萼は 筒形で背軸側は基部まで裂ける。花冠は長さ1~1.2セ ンチ。下唇は2~3裂し、裂片は細長い。柱頭は2浅裂する。花 は下部から咲いて、下部から枯れる。花の時期は7~8月。染色体は2n=222倍体)

ひとこと:たくさん生息していたが、 花が終わりかけているものが多かった。

観察日:719

観察場所:白馬岳 小雪渓より少し上 がったあたり〜白馬山荘にかけて(標高2500mあたり から2900mくらいにかけて)



 


イワツメクサ

ナデシコ科 ハコベ属 イワツメクサ

分布:本州(北・中央・南アルプス、 御嶽山、八ヶ岳、白山、富士山)日本固有

同定ポイント@葉は三角状線形、幅1~2ミリ、水平に開出する。
        A萼片は長さ4.5~5.5ミ リ、細かい3脈がある。

特徴:高山帯の砂礫地に生える多年 草。高さ10~20センチ。よく分枝して、株立ちにな る。葉は対生で数対あり、基部付近にわずかに緑毛が ある。花は直径約1.5セ ンチ、17個 がまばらな集散状につく。花弁は深く2裂し、裂片は細 く、先は鋭い。10弁化のように見える。雄蕊は10個。花の時期は79月。染色体数 2n=262倍体)

ひとこと:白い花は種類がたくさん あって同定が難しかった。

観察日:719

観察場所:白馬岳 白馬山荘付近(標 高2840m)





ハクサンイチゲ(白山一花)

キンポウゲ科 イチリンソウ属 ハク サンイチゲ

分布:本州(中部地方以北)日本固有

同定ポイント@花は1茎に2~6個、 直径2~3.5センチ
        A根生葉は13出複葉。茎葉は4個、 柄はない。

特徴:高山帯の乾いた草地に生える多 年草。高さ1560セ ンチ。根生葉は小葉が35個つく掌状複葉。茎葉は13回深裂する。花は白色、 花柄は長さ212セ ンチ。花の時期は6月中旬から8月上旬。染色体数2n=142倍体)

ひとこと:花がたくさん咲いていたの で同定しやすかった。花はしっかりとしていた。

観察日:719

観察場所:白馬岳 白馬山荘付近(標 高2840m)
 







































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