繊維学部応用生物科学系 川守田啓介 信州大学キャンパス内で 見つけた植物について 紹介します。 ・ケヤキ ・楡科 ・放射状に広がる独特の樹 形から、花や実は目立たな いながらもすぐにケヤキと 判別できる。 木目が美しいことから「異 (け)やけき木」と呼ばれ、 それが「けやけきき」 →「けやけき」→「けやき」 と変化していった。 |
・アメリカニレ ・楡科 ・別名エルム。 北米中部から東部にけ て分布している。 木目は明瞭で美しく、肌 目が滑らかで加工しやす い。それゆえ家具や建 築用材に用いられる。 |
・コナラ ・ブナ科 ・葉は互生で葉身は倒卵形。 コナラの名前はそのまんま 「小さいナラ」の意。、ナラに ついては、 1、葉が広く平らなさまを 「ならす」とした 2、冬、枝に残った葉を、風 が吹き鳴らす木とした 3、若葉の柔らかいさまを 「なよらか」とした など、諸説ある。 |
・ラクウショウ ・スギ科 ・樹高20〜50mの落葉高 木。 葉は短枝に羽状、長枝 に螺旋状に互生する。 軽量で土中や水中で腐 朽しにくい性質から、船 舶材や建築に利用され る。 |
・イチョウ ・イチョウ科 ・落葉高木で互生。 病害虫や公害に強く、過酷 な条件でもよく育つ。 秋に実る果実「銀杏」は古く から愛好される食材の一 つ。茶碗蒸しなどにいれる とおいしい。 |
・カナメモチ ・バラ科 ・常緑小高木。葉は互生。 春と秋には赤い若葉が 出てきて、直径10cmほ どの複散房花序に白い 小さな花を多数つける。 名前からも想像できるよ うに、扇の要に用いられ ていた。 |