学籍番号15A4013J    氏名 奥村 啓一郎
概要   アルプス公園と大学のグラウンドの植物を紹介します。

エンジュ(マメ科)
 落葉高木。樹高は15~25mになります。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は9~15枚あり、側小葉は長卵型で、長さ2.5~6cm、幅は 1.5~2.5cm。柄は0.2~0.3cm。小葉の表面は濃緑色で毛は葉脈上にある。裏面は灰白緑色で、毛は全面にあり、葉脈上にやや多い。数珠のよう にくびれた豆果をつけ、熟しても裂開せず、落葉後も長く枝に残る。鞘の表面は乾燥しているが中には水分が含まれており、指で触るとぶよぶよした感触であ る。ヒヨドリなどが種子を鞘ごと散布する。円錐花序を上向きにつけ、黄白色の蝶形花が多数集まる。
 木材としても使用されます。やや硬く、加工しにくいですが、割れにくく、腐りにくいうえに耐久性も高く、磨くと美しい艶がでるため良質な木材です。
 中国原産で、日本では庭園や街路樹として見ることも多いです。また,排気ガスに強いです。



ヒメグルミ(クルミ科) 
 落葉高木。樹皮は暗灰色で、縦に大きく割れ目が入る。若枝には黄褐色の軟毛が密生する。葉は互生で奇数羽状複葉。小葉は対生で4~10対あり、卵状長楕 円形で星状毛が多い。葉軸には軟毛、星状毛、腺毛がありべとつく。秋になると穂状果穂を枝先につける。果実は約3cmです。果皮にはタンニンが含まれ、そ の液汁は黒色の染料になる。
 アレロパシーのため、クルミの木の下では他の木が育たない。オニグルミに対して、核が凹凸が小さく扁平。長野県では栽培もされている。


カラマツ(マツ科)
 落葉高木。樹高は20~30m。胸高直径は50~100cm。葉は長枝では螺旋状に互生し、短枝に20~40本の葉が束生する。葉は線形で、長さ 2~4cm、幅は1~2mm、長枝の葉は長く、短枝の葉は短い、若い短枝は褐色の鱗片に包まれている。花は4~5月。雄花は葉をつけない。雌花は紅紫色 で、10月頃に熟す。球果は球形~楕円形で、長さ2~3cm。本州の宮城県から静岡県北部の亜高山帯の沢筋に多い。日本特産種。日当たりの良い場所を好 み、土壌の悪いところでも育つ陽樹。枝は水平に張り出すが、老木に垂れる傾向にある。樹皮は灰褐色で、縦に割け、長鱗片となって剥がれ落ちる。木材として は、湿気に強いが割れやすくねじれることがある。秋は落葉前に黄葉する。
 



コナラ(ブナ科)
 落葉高木。樹高h20~25m、胸高直径は50~70cmになる。葉は単葉で互生し、枝の先端に集中する。葉身は倒卵形または倒卵状楕円形で、長さ 7.5~14cm、幅は4~6cm。葉柄は1~1.2cm。葉の表面は濃緑色で若い葉は絹毛があり、のちに無毛または葉脈上に少し粗毛が残る。裏面は灰白 色で、毛は葉脈上に多く残る。葉縁は鋭い粗鋸歯があり、葉脚は広いくさび形。側脈は12~14対で枝分かれすることなく葉縁に達する。北海道・本州・四 国・九州の丘陵帯から山地帯下部に生え る。日当たりの良い山野に見られる。樹皮は灰黒色で、縦に不規則な裂け目がある。花は、4~5月に若葉の展開と同時に咲く。雄花序は、本年枝の下部に多数 垂れ下がる。雄花は、黄褐色で小さく、一つの花序に多数付く。雌花序は本年枝の上部の葉腋に出るが、小さくて目立たない。花は1~2個付く。堅果は年内に 熟す。基部は、小さな鱗片状の総苞片が瓦状についた帽子をかぶる。秋には黄葉する。冬芽は、枝先に多くの芽が集まる。卵形、五角垂形で、褐色~赤褐色で色 が濃い。芽鱗は5列に並び、断面は五角形をしている。

ネムノキ(マメ科)
 落葉小高木。樹高は5~10m、胸高直径は20~45cmになる。葉は2回偶数羽状複葉で互生し、羽葉は5~15対、小葉は15~40対あり、ほうちょ う形で、長さ1~1.7cm、幅は0.4~0.6cm。小葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は粉白緑色で、表裏面とも無毛であるが縁に毛がある。縁は全 縁で無柄、先端は鋭頭となる。側脈は不明瞭であるが片側に5~6対。花は7~8月に、枝先に頭状花序を2~数個、総状につける。頭状花序には10~20個 の花がある。花弁は8mmほど、雄しべの花糸が淡紅色で3~4cmと長く目立つ。また、花は葉の開閉と異なり夕方に開き、朝には萎む。豆果は10月に塾 し、10~13cmで10~15個の種子が入る。樹皮は灰褐色で、褐色の皮目がある。本州・四国・九州の丘陵帯から山地帯に自生する。夕方になると小葉が 閉じて垂れ下がる、これは花を夜に目立たせ花粉媒介者のスズメガを呼ぶためである。


ネズコ(ヒノキ科)
 常緑針葉樹。日本固有種。樹高は25~30m、胸高直径は40~60cmになる。枝は羽状に互生し枝全体として扁平である。葉は鱗片状で十字対生し、長 さ0.2~0.3cm。葉の表面は光沢があり、濃緑色で腺点がある。裏面は緑白色の気孔群がある。葉先は尖り基部はくさび形。雌雄同株。花は4~5月で、 雄花は円柱形、雌花は球形となる。球果は楕円形または卵円形で長さ0.8~1cm、径0.45~0.5cm。幼樹の時期は耐陰性が強い。本州・四国の山地 帯上部の傾斜地や尾根筋に分布する。
 名前の由来は、心材の色が灰色を帯びていることからネズミ色が訛ってネズ

シダレヤナギ(ヤナギ科)
 落葉高木。樹高は10~25m、胸高直径は50~70cmになる。葉は単葉で互生する。葉身は皮針形または線状皮針形で、長さ8~13cm、幅は 1~2cm。葉柄は0.5~1cm。葉の表面は濃緑色、裏面は粉白色で、はじめは両面とも葉脈上にわずかに毛があるが、のちに両面とも無毛となる。葉緑は 細かい鋸歯があり、葉先は次第に狭くなる鋭尖頭となる。花は3月上旬~5月上旬。雌雄異株。4月頃、展葉より早く、あるいは同時に弓状に曲がった尾状花序 を出す。花柄には、小葉が3~5枚付く。中国原産で、本州・四国・九州で公園・庭園・街路樹に植栽される。水に近いところに良く育つ。樹皮は暗灰色で縦に 裂ける。



シナノキ(シナノキ科) 
 落葉高木。樹高は20~30m、胸高直径は50~60cmになる。葉は単葉で互生する。葉身はゆがんだ円心形または広卵形で、長さ4~10cm、幅は 4~8cm。葉柄は3~6cm。葉の表面は濃緑色で、裏面は緑色。表裏面とも葉脈上にわずかにあるが、裏面の脈液にまとまった毛がある。葉縁には不整の鋭 い鋸歯があり、葉脚は左右不同の心形で、基部から5~7本の掌状脈がでる。花は6~7月に、葉腋から散房状の花序を下向きに出し、淡黄色の花を咲かせる。 花は香りが良く、良質の密源になる。樹皮は帯灰褐色で縦に裂ける。果実は、ほぼ球形の堅果で、約5mm。灰褐色の短毛を密生する。熟すと花序についたまま 苞と一緒に落ちる。苞がプロペラの働きをして、母木から遠くに散布される。北海道・本州・四国・九州の山地帯に生える。
 花序の柄には、葉状の苞が1つつく。この苞は、シナノキ属の特徴。


ソメイヨシノ(バラ科)
 落葉高木。樹高は7~15m、胸高直径は20~50cmになる。葉は単葉で互生する。葉身は倒卵状楕円形または楕円形で、長さ7~11cm、幅は 5~7cm。葉柄は1.5~3cm。葉の表面は濃緑色で無毛またはわずかに散生する。裏面は淡緑色で毛は葉脈上にある。葉縁は鋭い鋸歯または不整の重鋸歯 があり、葉柄の上部に1対の蜜腺がある。樹皮は暗灰褐色で、皮目が横長になる。花は3月下旬~4月上旬。展葉に先駆けて、散形状の花序に、3~5個の花を 開く。花弁は5枚、雄しべは30~35個、雌しべは1個。ほとんど実はならないが他のサクラとの間で、果実がまれにできる。球形で紫黒色に熟す。オオシマ ザクラとエドヒガンの雑種で、観賞木として植栽される。病気に弱い。春の花もきれいだが、秋の紅葉も見事。緑~黄~紅と、1枚の葉が変化する。






























































































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