繊維学部応用生物科学系 15F4022B 鈴木 つぐみ
松本キャンパス内の植物を紹介します。

ヤマブキ(バラ科 ヤマブキ属)
バラ科ということだけあり、花弁は5枚で離弁花である。葉は互生単葉鋸歯。背丈は1mから2mである。
北海道から九州まで分布している。背の高い草本に見えるが実は樹木である。シロヤマブキというものもあるが別種である。これは、花弁は4枚で対生 である。


ミツマタは、紙の原料になる。枝が一か所から三本出ている。花は筒状の合弁花で、虫媒花である。葉が長いと光合成に有利だが、花が葉で隠れてしま うため虫によって発見されにくくなってしまうため、花が先に咲く。

マツバギク(ハマミズナ科 マツバギク属)
多肉性植物であり乾燥に強い。葉の表面に気泡のようなものがある。朝に花が咲き夕方には閉じる。本来は、川の岩場などに生える。

マリーゴールド(キク科 コウオウソウ属)
互生羽状複葉鋸歯の葉を持つ。学名は、Tagetesという。この学名はアフリカの神タゲテスにちなんで名づけられた。キンセンカという花があ り、見た目がそっくりで、ポットマリーゴールドと言われるが違う種である。アメリカ大陸の熱帯と温帯にかけて約50種分布している。他には、アフ リカに一種ある。栽培種は、名前にフレンチやアフリカンとつくものがあるが、すべてメキシコ原産である。一年草が多い。また、線虫の防除効果があ る。

カナメモチ(レッドロビン)(バラ科 カナメモチ科)
常緑植物である。葉は、互生単葉鋸歯。出たての葉は、赤色をしている。樹高は3から5m、花は5月ごろに開花。葉脈は鋸歯に合わせて存在する。

ここからはキャンパス内の桜を紹介します。
エドヒガン(バラ科 サクラ属)
花は小さく、葉は花が咲いた後に出る。幹は縦に模様が入る。不安定な環境に生育することが出来る。樹高は15mから25m。葉は楕円形。春の彼岸 頃に花が咲く。多産多死のR戦略。

ヤマザクラ(バラ科 サクラ属)
葉と花が同時期に出る。葉で隠れてしまうために花は大きい。安定な環境での生息。類似種は、葉の裏がつるっとしているか白い。雪の少ない太平洋側 に生息し、日本側ではオオヤマザクラが主流。少産少死のK戦略。

ソメイヨシノ(バラ科 サクラ属)
オオヤマザクラとエドヒガンの交配種。花は大きく、葉が花の後にでる。木の肌の模様は横。葉は下から生える。上の葉が先に出てしまうと下の葉が光 合成できないためである。

ヤエザクラ
がくが5つあり、実はつけない。めしべは葉化している。